1口(1社3名まで受講可能)でのお申込は 受講料 66,000円(税込)/1口 が格安となります。
☆☆☆ Web配信セミナー ☆☆☆
☆☆☆ 本セミナーは、Zoomを使用して、行います。☆☆☆
トリケップスセミナー
開催日時:2024年11月26日(火)13:00~16:00
参 加 費:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 66,000円(税込/1口)
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★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
講 師
松本 純(まつもとあつし) 氏
中部大学 工学部 電気電子システム工学科 准教授(博士(工学))
<略歴、等>
2011年3月 中部大学大学院 工学研究科 博士前期課程 電気電子工学専攻修了
2014年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 博士課程後期課程 電子情報システム専攻修了(博士(工学))
2014年4月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 助手
2015年10月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 助教
2019年4月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 講師
2024年4月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 准教授
現在に至る。
主として、永久磁石同期モータの制御に関する研究に従事。平成29年電気学会電気学術振興賞(論文賞)を受賞。
セミナーの概要
永久磁石同期モータは家電分野から自動車分野に至る様々な分野で用いられており、小形で高出力なシステムの構築に寄与しています。ただし、永久磁石同期モータはバッテリーや商用電源に直接接続しても回転しないことから、インバータを介して駆動する必要があります。特に、バッテリーで駆動するシステムの場合、限りある電圧を最大限利用して電流ひいてはトルクを制御しなければ、駆動可能領域が縮小し、所望のシステム性能が達成できないといった自体に陥るため、制御系設計も非常に重要な役割を担います。
本セミナーでは、永久磁石同期モータのベクトル制御系に対し、制御系の変更のみでさらなる高出力駆動を実現するためのインバータの過変調領域の利用方法について説明します。パワーエレクトロニクスやモータ制御システムの知見を踏まえ、なぜこの制御法が用いられるのか、なぜこの計算となるのか、といった業務上の疑問を解決していきます。
講義項目
1 電圧利用率の改善
1.1 インバータで出力可能な電圧ベクトル
1.2 第3次高調波重畳方式、二相変調方式、中間電圧1/2加算方式
1.3 電圧指令値に対するリミット処理、アンチワインドアップ制御
2 過変調駆動と1パルス駆動
2.1 インバータの過変調領域利用の利点と欠点
2.2 過変調駆動・1パルス駆動のための電圧指令値修正法
3 含有する高調波成分とそのフィルタ処理
3.1 過変調駆動利用時の注意点
3.2 含有する高調波成分
3.3 特定次数の高調波を除去するデジタルフィルタの設計
4 フィードバック型弱め磁束(FW)制御
4.1 フィードバック型弱め磁束制御の考え方
4.2 フィードバック型弱め磁束制御の構成とプログラム例