化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2024年11月29日(金)12:30~16:30
       会  場:連合会館 502会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
       受 講 料:46,200円(税込) ※ 資料付

備考

【配付資料】
・本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)の予定です。
・e-mail添付 または ダウンロード方式にて配布いたします。

【禁止事項】
セミナーで公開・使用される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。

講 師

綱田 錬 氏
岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 電動機システム工学研究室 研究准教授

 
<講師略歴>
〇略歴
2023年10月~現在    岡山大学 大学院 環境生命自然科学研究科 研究准教授
2023年4月~現在    岡山大学 大学院 環境生命自然科学研究科 助教
2022年4月~2023年3月 岡山大学 大学院 自然科学研究科 助教
2021年4月~2022年3月 日本学術振興会 特別研究員(PD) (岡山大学)
2020年4月~2021年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC2) (北海道大学)

〇学位
博士(工学), 授与大学:北海道大学

〇研究テーマ:電気機器
主に永久磁石同期モータにおいて一般的な構造から,特殊構造(アキシャルギャップ,可変界磁,超高速)まで様々なモータを研究開発している。用途に関しても,産業用・家電用・自動車用・航空機用等と多岐にわたる。

セミナーの趣旨

 近年,永久磁石同期モータ(PMSM)は小型・高効率特性を実現できることから,様々な用途に使用されている。一方で,PMSMの普及に伴い,モータ単体のみならずモータを組込んだシステム全体での高付加価値化が求められるなど,要求がより高度化している。高付加価値化の一例として,モータを扁平な構造にすることでスペースを有効活用し,システム全体を小型化することがある。そこで,扁平な構造において高い性能を実現できる構造としてアキシャルギャップモータが注目を集めており,近年は需要が拡大している。
 本セミナーでは,アキシャルギャップモータの構造や材料に焦点をあてて,基礎から様々な開発事例,近年の技術動向等について紹介する。

プログラム

1. アキシャルギャップモータの基礎
 1.1 構造別分類,使用材料
 1.2 扁平形状での優位性
  
2. 産業用途における小型・高効率化
 2.1 磁石材料が特性に及ぼす影響
 2.2 アキシャルギャップモータの熱特性観点のメリット
  
3. 自動車駆動用途における高性能化
 3.1 低コスト化と高性能化の両立のための開発事例
 3.2 インバータ駆動時のアキシャルギャップモータの優位性
 3.3 高出力密度化に適した設計及び構造
  
4. 高性能化のための最新技術
 4.1 圧粉磁心の開発方針
 4.2 圧粉磁心の一体成型技術
 4.3 超扁平型のアキシャルギャップモータの事例
  
5. アキシャルギャップモータ設計時の注意点と勘所