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☆短時間、省電力、溶剤不要等、環境への負荷が小さい超音波によるプラスチック溶着について解説!
 いろいろな溶着対象に対応できることを念頭に、さまざまな形状の共振体とプラスチック溶着への応用について、講師が進めてきた開発およびその結果を紹介する。

 
こちらは 9/11実施 WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

R&D支援センターウェビナー【アーカイブ配信】

       配信開始日:2024年9月12日(木)
       配信終了日:2024年9月19日(木)
       参 加 費:49,500円(税込)

備 考

こちらは 9/11実施 WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
・セミナー資料と視聴用URLをメールでお送りします。
セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。 

講 師

拓殖大学 工学部 電子システム工学科 教授 工学博士  渡辺 裕二 氏

受講対象・レベル

 プラスチック溶着を中心に、超音波応用加工技術に興味のある方。

必要な予備知識

 特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。

習得できる知識

 超音波加工に使用する振動系の基本構成ならびに伝送体の設計法の基礎が理解できる。
 さらに、加工対象に合わせた振動系の在り方について、基本的な考え方が理解できる。

趣 旨

 超音波によるプラスチック溶着は短時間、省電力、溶剤不要といったように環境への負荷が小さい加工法である。さらに異種材料間の接合が可能、接合界面の仕上がりが良好などの特長を合わせもつため、多くの分野で利用されている。一方、周波数や振動モードの選定、溶着可能な材料およびそれらの組合せなどの基本的なデータに関しては、溶着機メーカーが主導的立場にいるように思われる。
 そこで本講座では、利用者の基本的な知識として有用な超音波振動系の構成法およびそれらの特徴について、縦振動系を中心に解説する。ここでは、いろいろな溶着対象に対応できることを念頭に、さまざまな形状の共振体とプラスチック溶着への応用について、講師が進めてきた開発およびその結果を紹介する。

プログラム

1.超音波加工に用いる振動系の基礎 ~ 共振現象の理解と共振体の設計 ~
 1-1. 振動系の基本構成
 1-2. 基本的な縦振動伝送体の設計
 1-3. いろいろな伝送体
  
2.プラスチック溶着への応用 ~ フィルム溶着への適用 ~
 2-1. 溶着分野における超音波溶着の位置づけ
 2-2. 縦振動系による溶着と課題
 2-3. 高周波振動の利用
 2-4. 面内振動の利用
  
3.溶着過程の検討 ~ 溶着部の定量評価の試み ~
 3-1. 材料の分類と溶着・接合状況
 3-2. 溶着状況の定量的な把握の試み
  
4.振動系の開発動向 ~ 非共振駆動の試み ~