~IJを上手に使いこなすための基礎知識と今後の応用展開~
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
【アーカイブ配信:9/20~9/30】の視聴を希望される方は、《こちら》からお申し込み下さい。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年9月19日(木)10:00~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
持参物
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
備 考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
inkcube.org代表,慶應義塾大学SFC研究所上席所員 藤井 雅彦 氏
<学協会>
日本画像学会 会長,フェロー
4DFF研究会運営委員長
ISO TC261(AM) WG4国内委員(~2020),ASTM F42(AM)メンバー
IS&T NIP31 General Chair,IS&T Vice President
Johann Gutenberg賞受賞(2019),日本画像学会会長特賞受賞(2020,2022)
3DデータフォーマットFAVのJIS登録(2019)
習得できる知識
インクジェット技術全般
インクジェット技術を用いた各種応用のための基礎知識
インクジェット,および応用市場概要
インクジェット技術の課題と今後の進化
趣 旨
これからインクジェット技術に従事しようとしている方、インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方のために、インクジェット技術の基礎から応用まで幅広くわかりやすく解説します。
最初にインク吐出方式により方式を分類し、産業用途の特殊な方式も含めそれぞれの特徴を説明します。次にインクジェットを用いた装置(プリンタ)に必須であるメンテナンスやインク供給、負圧制御、インク循環、欠陥検出技術などの各種システム技術を説明します。
さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッド、インク・メディア技術、インクジェット特有のドット配置や欠陥補正などの画像形成技術についてそれぞれ説明します。その後、インクジェットの今後の展望について、特に技術的課題とそのアプローチについて説明します。また、広がりを見せるインクジェット技術の応用における課題と対応策についてもお話しします。
プログラム
1.1.インクジェットの定義と特徴
1.2.インクジェット方式の分類と各方式の特徴
1.3.オンデマンド型と連続噴射型
1.4.連続噴射型(荷電偏向制御型)
1.5.新しい連続噴射型(Stream,UltraStream)
1.6.サーマルインクジェット方式(バブルジェット)
1.7.ピエゾインクジェット方式
1.8.サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
1.9.その他オンデマンド型
1.10.プロセスに特徴がある方式
1.11.連続噴射型とオンデマンド型の比較
第2章 インクジェットシステム技術
2.1.システム基本構成
2.2.シリアルプリンタのメカニカル動作
2.3.シリアルプリンタの用紙搬送パス
2.4.インク供給方式と背圧制御
2.5.メンテナンス基本動作と実施タイミング
2.6.吐出異常検出手段
2.7.インク循環と脱気システム
2.8.気流の影響とミスト対応
2.9.シリアルプリンタとラインプリンタ
2.10.乾燥技術
2.11.直接プリントと転写プリント
第3章 プリントヘッド技術
3.1.サーマルインクジェット
3.1.1.吐出原理
3.1.2.駆動方法(駆動波形)
3.1.3.プリントヘッドの基本構成
3.2.ピエゾインクジェット
3.2.1.ピエゾ変形モードと基本動作原理
3.2.2.駆動方法(駆動波形)
3.2.3.プリントヘッドの基本構成
3.2.4.圧電効果による吐出異常の検出
3.2.5.薄膜ピエゾとMEMS
3.3.吐出特性の変動要因と対応
3.4.メニスカス振動と吐出特性
3.5.吐出インク範囲と課題
3.6.プリントヘッド開発会社
第4章 インク・メディア技術
4.1.水性インクの基本組成
4.2.インクに求められる特性と物性
4.3.インクの分類
4.3.1.溶媒による分類と特徴
4.3.2.浸透性による分類と特徴
4.3.3.反応を利用した画質と乾燥性の両立
4.3.4.色材による分類と特徴
4.4.顔料分散技術
4.5.UV硬化型インク、ソルベントインク
4.6.水性熱硬化性インク(ラテックスインク)
4.7.白インク、メタリックインク、MICR
4.8.メディアの分類
4.9.カールとコックリング
4.10.紙の目
4.11.脱墨
第5章 画像形成技術
5.1.画質上の問題と改善技術
5.2.画像処理プロセス
5.3.色変換(DLUT)
5.4.ハーフトーン処理(2値化)
5.5.マルチパスプリント(分割プリント)
5.5.1.マルチパスのラインプリンタへの適用(TIJ)
5.5.2.吐出異常の検出と補正(PIJ)
5.6.その他画像形成技術例
5.7.プリンタドライバと画像処理
第6章 インクジェット技術、今後の展望
6.1.機能集中型進化
6.1.1.高画質化
6.1.2.高速化とSpeed Factor
6.2.基本性能軸による市場分類
6.3.商業印刷市場への展開と課題
6.3.1.機能分担型進化による市場進出
6.4.インクジェットの応用市場
6.4.1.高画質/小型化による応用
6.4.2.広幅対応による応用
6.4.3.ダイレクトプリントによる応用
6.4.4.高速性を用いた応用
6.4.5.その他応用
6.5.デジタルファブリケーション
6.6.1.インクジェット法とフォトリソとの比較
6.6.2.Display
6.6.3.Printed Electronics
6.6.4.Optical Elements
6.6.5.Bio/Medical
6.6.6.3Dプリンタ
第7章 各種産業応用における課題と対応
7.1.基本特性の評価方法
7.1.1.インク滴吐出観察
7.1.2.インク滴体積(重量)測定
7.1.3.インク滴飛翔速度測定
7.2.画質欠陥の要因(白スジ,色ずれ)
7.3.産業市場からの要求と対応
7.3.液体範囲の拡大
7.3.1.高粘度液体吐出と小滴化
7.3.2.強酸,強アルカリ液体への対応
7.4.非浸透基板上のパターン形成
7.4.大滴対応
7.5.プリントヘッドの使いこなし
スケジュール
昼食の休憩時間12:00~12:45を予定しております。
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。