⭐本セミナーではバイオプラスチックの構造制御技術や気体・蒸気透過性への影響、製品設計や研究開発で直接活用できる実践的な知識を学ぶことができます
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:8/1~8/9(何度でも受講可能)】 の視聴を希望される方は、 こちら からお申し込み下さい。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年7月31日(水)10:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
定 員
30名
備 考
・資料付(PDFデータでの配布)
※紙媒体での配布はございません。
※資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
東京電機大学 工学部 電子システム工学科 准教授 博士(工学)
佐藤 修一 氏
【専門】
電気電子材料工学, 高分子材料など
【略歴】
2006年4月から2009年3月まで凸版印刷株式会社にて勤務。
2012年3月、明治大学 理工学研究科 応用化学専攻にて博士(工学)取得。専門は高分子材料。
2018年4月から東京電機大学にて准教授として勤務。電子システム工学科で教鞭をとる。
2014年12月から一般社団法人バリア研究会の監事を務め、包装材料のバリア性能に関する研究の推進に貢献。
2018年5月からISO/TC61/SC11(プラスチック製品に係る国際規格)の委員として活動。プラスチック製品の品質と安全性に関する国際基準の策定に関わる。
2018年6月から包装学会の編集委員として、包装技術の進歩と普及に貢献。
受講対象・レベル
・プラスチックフィルム部門へ新たに配属された新人の方々
・プラスチックフィルム部門で2〜3年の経験を持つ若手技術者の方々
・将来の製品開発や研究の方向性を模索している主任クラスの方々
必要な予備知識
基本的な化学式は理解している(C:炭素、H:水素など)
習得できる知識
・バイオプラスチックの基本概念と構造の理解を深め、素材選定における新たな選択肢として活用できる。
・構造制御技術に関する最新の研究と応用例を学び、製品設計や開発において環境負荷を低減する方法を習得できる。
・バイオプラスチックの容器包装材料への応用について理解を深め、材料設計の実践方法が身につく。
趣 旨
本セミナーでは、持続可能な生物由来のバイオマスプラスチックに焦点を当て、特にその分子構造の制御と気体・蒸気透過性に及ぼす高次構造の影響に深く迫ります。化石資源への依存から脱却し、地球環境への負担を軽減する解決策として、バイオプラスチックの利用が注目されています。
このセミナーを通じて、バイオプラスチックの基本性質から、その気体・蒸気透過性に関する詳細な解析まで、基礎から応用にわたる知識を網羅的に学びます。また、生分解性プラスチックやバイオマス材料が持続可能な容器包装材料としてどのように機能するかについても掘り下げます。セミナー講師の具体的な研究成果を基に、バイオプラスチックの構造制御技術や気体・蒸気透過性への影響を詳述し、製品設計や研究開発で直接活用できる実践的な知識を提供します。
プログラム
1-1. 持続可能な開発へのバイオプラスチックの貢献
1-2. 社会・環境におけるバイオプラスチックの重要性
1-3. 研究開発の進展
1-4. 本セミナー趣旨
2.バイオマス材料とガスバリアの科学
2-1. バイオプラスチックの分類と性質
2-2. 生分解性プラスチックの解析
2-3. プラスチックの構造と性能の関係
2-4. 気体・蒸気透過性の基礎
3.研究事例と技術革新
3-1. 熱による生分解性プラスチックの高次構造制御と気体・蒸気透過性
3-2. 有機溶媒による生分解性プラスチックの高次構造制御と気体・蒸気透過性
3-3. 光による生分解性プラスチックの高次構造制御と気体・蒸気透過性
3-4. 結晶核剤による生分解性プラスチックの高次構造制御と気体・蒸気透過性
3-5. ゴム状高分子とガラス状高分子が共存するバイオマス材料の気体・蒸気透過性
4.持続可能な材料開発の方向性
4-1. 市場動向と応用領域
4-2. バイオマス化技術と性能向上
4-3. 環境負荷の低減とサーキュラーエコノミー
5.展望と今後の課題
5-1. 持続可能性への挑戦
5-2. 新たな材料の開発
5-3. 産業の未来像