熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識、目的に応じた選定、製品・材料設計、成形・評価方法を学ぶ!
実用時に起こり得るトラブル例から、確実な製品設計に進んでいただけるように説明します!
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年7月31日(水)10:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
定 員
30名
備 考
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
神戸技術オフィス 代表 平野 康雄 氏
【ご専門】
高分子科学、石油化学、機械工学
受講対象・レベル
・熱可塑性エラストマーに新たに取り組まれる方
・ゴム・プラスチックに関する業務を担当する技術者、研究者の方
・ゴム・プラスチックを使用する製品設計を担当する方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・熱可塑性エラストマーに関する基礎を含めた体系的な知識が得られる。
・実務において目的にかなった熱可塑性エラストマーの選定および材料設計ができる。
・熱可塑性エラストマーを用いた製品設計、製造の基礎が理解できる。
趣 旨
熱可塑性エラストマー(TPE)はゴムの特性と熱可塑性プラスチックの成形性を併せ持つ注目されている素材であり、幅広い分野で応用が進んでいる。従来のゴムと比べて加硫工程が不要であり、成形加工性・リサイクル性に優れ、軽量である点が評価されている。
本セミナーでは、受講者の方が、
1) 熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識を得ることができる
2) 目的に応じて適切な熱可塑性エラストマーを選定して、製品設計をおこなうことができる
3) 必要に応じて材料設計をおこなうことができる
4) 成形および評価をおこなうことができる
を目標としている。
普段化学に接しておられない方でもご理解いただけるよう、熱可塑性エラストマーを理解するためのベースとなる高分子の基礎に関してもご紹介する。また、実用時に起こり得るトラブルについても例を紹介し、確実な製品設計に進んでいただけるよう考慮している。
プログラム
1-1. はじめに
(1)熱可塑性エラストマー(TPE)とは
(2)TPEの成分と構造
(3)TPEの熱的性質
1-2. TPEの歴史
1-3. 製造、特性、加工を理解するための基礎
(1)SBSを例としたTPEの基礎
(2)高分子の基礎知識
(3)TPEのコンパウンド
(4)TPEの特性評価
1-4. TPEの分類
2. 熱可塑性エラストマーの種類と特性(各論)
2-1. スチレン系TPE
2-2. オレフィン系TPE
(1)ブレンド系
(2)TPV(Thermoplastic Vulcanizates)系
2-3. ウレタン系TPE
2-4. エステル系TPE
2-5. 塩ビ系TPE
2-6. アミド系TPE
3. 熱可塑性エラストマーを用いた製品設計
3-1. TPE選定の考え方
3-2. TPEのタイプ別特性比較
3-3. TPE製品の材料設計
(1)材料設計の考え方
(2)材料設計例
3-4. ゴムの置き換え
(1)TPEとゴムの特性比較
(2)置き換え例
3-5. ライフサイクルアセスメント
4. 熱可塑性エラストマー製品のトラブルと対策
4-1. 成形時のトラブルと対策
4-2. TPEの劣化と対策
5. まとめ
6. トピックス
6-1. その他TPEの種類と特性
(1)非オレフィン系TPV
(2)シンジオタクチック1, 2ーポリブタジエン
(3)トランス-1,4-ポリイソプレン
(4)塩素化ポリエチレン
(5)フッ素系ブロックコポリマー
(6)アイオノマー
6-2. TPE製品のトラブルと対策(詳細例)
(1)押出成形
(2)射出成形
(3)変色の分析事例
【質疑応答】