原理・特徴、作製方法と応用について解説!
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2023年5月26日(金)13:00~17:00
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
備 考
資料付き【PDFを配布】
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
東京農工大学 大学院工学研究院先端機械システム部門
工学府 機械システム工学専攻 准教授 博士(工学) 岩見 健太郎 氏
【専門】
光MEMS,プラズモニクス
【略歴】
2003年東北大学工学部卒,2008年東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了,博士(工学).2005年―2008年に日本学術振興会特別研究員(DC1).2008年より東京農工大学大学院工学府機械システム工学専攻助教.2011年―2012年に米国Stanford大学 Visiting Scholar. 2012年より農工大准教授.N/MEMSとプラズモニクスの融合を研究テーマとし,新規光学素子や光位相変調素子,太陽熱光発電システムの研究に従事
受講対象・レベル
・プラズモニクスの研究者/メタマテリアルの研究開発者
・MEMS技術の従事者
・新規ナノ材料の研究開発者/新規光学現象の研究者
・次代の技術シーズ調査担当者/新規研究テーマ探索担当者 など
習得できる知識
・メタサーフェスの基礎
・メタマテリアル/アンテナとの違い
・メタサーフェスの特徴
・メタサーフェスの作製方法
・メタサーフェスの応用と課題・展望 など
趣 旨
自然界にない光学特性を示す人工物質であるメタマテリアルは、製作の困難さから光の波長における製作例は少ない。一方リソグラフィ技術の進展によって、平面的な金属構造を容易に製作することが可能となった。特に金属ナノ構造で生じるプラズモン共鳴などの応答を自在に制御することで、極薄の光学素子を形成する研究が近年進展している。この分野はメタサーフェスと呼ばれ、メタマテリアルの中でも特に実用化に近い分野として期待されている。本セミナーでは、メタサーフェスの原理・特徴、作製方法と応用について述べる。
プログラム
1.1 メタマテリアルとは
1.1.1 物質の電磁場応答
1.1.2 負の屈折率と左手系物質
1.1.3 誘電率と透磁率:4象限の分類
1.1.4 なぜ自然界に負の屈折率はないのか
1.1.5 メタマテリアルの歴史
1.2 メタマテリアルの応用と作成方法
1.3 メタマテリアルからメタサーフェスへ
2.メタサーフェスの基礎
2.1 メタサーフェスによる光制御
2.1.1 メタサーフェスでなにができるか
2.1.2 メタサーフェスの分類
2.1.3 スペクトル制御
2.1.4 偏光制御
2.1.5 位相制御
2.1.6 位相遅延原理によるメタ原子の分類
2.1.7 起動角運動量制御
2.2 メタサーフェスの設計・製作法
2.2.1 電磁場シミュレーション(FDTD,RCWA,FEM)
2.2.2 トップダウン加工法
2.2.3 メタサーフェス評価法
3.メタサーフェスの応用
3.1 メタサーフェス光学素子
3.1.1 メタレンズと最近のトレンド(高効率・高NA・色消し・大面積・魚眼・実用化とベンチャー動向)
3.1.2 機能性メタレンズ(分光・偏光分離・測距・複眼)
3.1.3 可変焦点メタレンズ
3.1.4 投光系・構造化照明メタレンズ
3.1.5 ホログラフィと立体ディスプレイ応用
3.2 可変メタサーフェス
3.2.1 透過強度変調
3.2.2 カラーフィルタ
3.2.3 位相変調器
4.まとめと今後の展望
4.1 メタサーフェス実用化へのキーはどこにあるか