化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

金属粉の製法や必要な特性や3Dプリンタのメリット・デメリットなど
 
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年7月6日(木)13:00~17:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

持参物

受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

備 考

資料付

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 木藤技術士事務所 代表  木藤 茂 氏

<略歴>
1975年3月 京都大学工学部金属系工学科卒業
1977年3月 京都大学大学院工学研究科修士課程修了(冶金学)
1977年4月 福田金属箔粉工業株式会社入社 (京都市)
        同社にて電解銅箔及び金属粉の開発業務に従事
2013年1月 同社定年退職
2013年4月 木藤技術士事務所開設  現在に至る

習得できる知識

1.金属粉の各種製法と金属積層造形法に適した金属粉の特性
2.金属積層造形法の概略
3.メリット・デメリット
4.利用が期待される分野 

趣 旨

 金属積層造形技術は、レーザー光線または電子ビームの高密度エネルギーにより必要な部分のみの金属粉末を溶解し、凝固させて金属部品を製作する技術です。複雑な形状や強度の高い金属などの難しい成形を可能にし、緻密な3D形状を造形することができます。海外では航空宇宙産業を中心に既に生産が始まっていますが、日本国内での普及は正直な話、これからで期待されています。今回、原材料の金属粉の製法の説明から、金属3Dプリンターに関して説明し、メリット・デメリットにも触れます。

プログラム

1.金属粉の製造方法
 1-1.アトマイズ法
 1-2.粉砕法
 1-3.電解法
 1-4.還元法
 1-5.金属粉の検査方法
 1-6.金属積層造形に適する金属粉とは?
  
2.金属積層造形の歴史
 2-1.黎明期(1981年、名古屋で産声をあげた技術)
 2-2.発展期(2013年、オバマ大統領の一般教書演説)
 2-3.呼び名の変遷(現在はAM法:Additive Manufacturing)
 2-4.日本でのTRAFAMの役割
  
3.金属粉を原料とする他の製法
 3-1.粉末冶金(Powder Metallurgy)
 3-2.MIM(金属粉射出成形;Metal Injection Molding)
 3-3.従来技術と金属積層造形の違い
  
4.積層造形の各手法
 4-1.光造形法(樹脂)
 4-2.バインダー噴射法(樹脂、セラミック、金属)
 4-3.UV照射硬化法(樹脂、セラミック)
 4-4.FDM法(熱溶融積層法:線材、ワイヤを溶融しながら造形:樹脂、金属)
 4-5.薄板積層法(樹脂、金属)
 4-6.粉末床溶融結合法(パウダーベッド法:樹脂、金属)
 4-7.指向性エネルギー堆積法(デポジション法:金属)
 4-8.+αとしての切削併用法
 4-9.金属3Dプリンタのメーカーの紹介
 4-10.積層プログラムの作成方法
  
5.金属積層造形の利用分野
 5-1.メリットとデメリット
 5-2.医療分野
 5-3.航空・宇宙機器部品
 5-4.射出成形用金型(自由構造冷却水管)
 5-5.自動車修理部品
 5-6.ラティス構造軽量化部品
 5-7.試作用(極小ロット部品も含む)