トリケップスセミナー
開催日時:2023年5月18日(木)10:00~17:00
会 場:東京都千代田区内の会場を予定
受 講 料:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)
講 師
小暮 裕明(こぐれひろあき)氏
小暮技術士事務所 所長
技術士(情報工学)/工学博士(東京理科大学)/特種情報処理技術者
/電気通信主任技術者(第1種伝送交換)
<略歴>
1977年 東京理科大学卒業後、エンジニアリング会社で電力プラントの設計・開発に従事
1988年 技術士国家試験「技術士第二次試験」合格・登録(#20692 情報工学部門)
1992年 技術士として独立開業 SE教育、電磁界シミュレータ技術指導を開始
1998年 東京理科大学大学院博士課程(社会人特別選抜)修了、工学博士
2004~2017年 東京理科大学講師(非常勤)コンピュータネットワーク他を担当
2014~2017年 拓殖大学工学部講師(非常勤)電気磁気測定 担当
現在、技術士として技術コンサルティング業務、セミナー講師等に従事
<専門>
電磁界シミュレータ技術指導、小型アンテナ設計支援、SE教育、講演など
セミナーの概要
ワイヤレスシステムや IoT 機器の設計には,無線通信インフラが欠かせません.またデジタル信号の高速処理で,電子機器から放射される電磁ノイズが問題になっています.これらは電界と磁界が運ぶ電磁エネルギーに因るので,電磁界の理解は避けて通れません.
電磁気学は難しいといわれますが,計算はパソコンに任せて,結果を評価するポイントを習得すれば,設計・開発のプロセスに十分役立ちます.そこで本セミナーでは,講師が長年携わってきた電磁界シミュレータを用いた高周波回路・無線システムの設計支援の具体的な手順を PC で実演し,導入から活用までの流れと要点を学びます.
講義項目
1.1 高速・高周波と「電界・磁界」
1.2 直流と交流の電磁界
1.3 配線路の等価回路の意味とは?
2 「電圧・電流」から「電界・磁界」へ
2.1 配線のまわりの電磁界
2.2 電界とは
2.3 磁界とは
2.4 電磁エネルギーとは
3 高周波技術の基礎を学ぶツール
3.1 周波数領域の手法
3.2 時間領域の手法
3.3 電磁界シミュレータでなにがわかるのか
4 高周波回路と電磁界…電磁界シミュレーション・デモ
4.1 配線路を伝わる電磁界
4.2 空間に漏れ出る電磁界
4.3 共振する電磁界定在波の発生
5 高周波技術と電磁波の関わり
5.1 アンテナのしくみ
5.2 アンテナのまわりと遠方の電磁界
5.3 電磁波の種類とその特徴
5.4 重要な共振現象
6 高周波技術と電磁界問題の取り扱い
6.1 EMCと電磁界問題
6.2 周囲の金属の影響
6.3 オフィス内無 LANの電磁波
まとめとQ&A