化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ DLVO理論と急速凝集理論 ~
身近な例を交えて凝集要因・分散要因などナノ粒子の振る舞いの全貌を詳解する!!
スラリー,ナノインプリント,ナノインクなどで応用が期待される各種ヘテロ分散系の科学を実用面に適用するために!

 
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年1月31日(火)10:00~16:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

持参物定 員

 受講にはWindowsPCを推奨しております。
 タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター長
 兼 東北大学副理事(次世代放射光計画担当) 工学博士
 村松 淳司 氏

受講対象・レベル

ナノ粒子、微粒子を扱う、あらゆる分野の技術者・研究者(初学者も歓迎します)
電池
触媒
抗菌繊維
バイオメディカルなど 

必要な予備知識

・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします 

習得できる知識

ナノインク・スラリー・懸濁液における分散安定性に関する基礎知識
凝集・分散の基礎理論と表面電位測定の原理と測定方法
ナノ粒子や微粒子合成における基礎知識 

趣 旨

 シングルナノから数ミクロンのいわゆる、ナノ粒子や微粒子は、媒質である水などの溶媒に対して、ときに分散し、ときに凝集します.
 平衡論的にはDLVO理論というものがあり、速度論的には急速凝集理論というものがあります.これは、各種ナノ粒子スラリーの他、ナノインプリントやナノインクなどで使える基礎理論となります。また各種ヘテロ分散系の科学を応用面や実用面に適用する場合に、抑えておきたい基礎知識ですので、是非身につけてください.
 本講演では、身近なコロイドの振る舞いを通して、まず、分散と凝集の本質を知ることから始まり、凝集要因となる分子間力、van der Waals力とは何か、分散要因となる静電的反発力を知り、特に後者における表面電位とゼータ電位の違いや、ゼータ電位測定の基礎と実際の測定手法に言及し、ナノ粒子の振る舞いの全貌を詳細に解説します.また、ナノ粒子や微粒子の評価法として、放射光を用いた手法など種々の方法についても、解説します.

プログラム

1.微粒子とナノ粒子
 1-1.コロイドとは
 1-2.サイズで整理
  
2.生活の中のコロイドの分散凝集
 2-1.牛乳と墨汁
 2-2.ビールと温泉
 2-3.豆腐は分散する?
  
3.分散凝集の理論
 3-1.分子間力
 3-2.vanderWaals引力を特徴づけるHamaker定数(凝集促進因子)
 3-3.粒子間斥力を特徴づけるゼータ電位(分散促進因子)
 3-3.分子間引力と帯電粒子の電荷と電位
 3-4.電気泳動とゼータ電位~液体媒質中の帯電粒子のゼータ電位の評価法
 3-5.Smoluchowskiの式とHuckel式
 3-6.ゼータ電位測定の実際
 3-7.DLVO理論
 3-8.ポテンシャル曲線
  
4.凝集
 4-1.豆腐の分散と凝集
 4-2.急速凝集理論
 4-3.分散と凝集を応用した工業製品
  
5.分散・凝集の評価法
 5-1.電子顕微鏡法
 5-2.X線,放射光による評価
  
6.終わりに
  

スケジュール

昼食の休憩時間12:00~12:45を予定しております。
※ 進行によって、多少前後する可能性がございます。
※ 質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。