化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

☆☆☆ Web配信セミナー ☆☆☆
☆☆☆ 本セミナーは、Zoom/ウェビナーを使用して、行います。☆☆☆

トリケップスセミナー

 開催日時:2022年11月15日(火)13:00~16:00
 参 加 費:お1人様受講の場合 49,500円(税込/1名)
     1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)

 ★ 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

 ★ インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

 ★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

講 師

松村 修二(まつむらしゅうじ)氏 
   群馬大学 非常勤講師 兼 研究員(工学博士)

<略歴>
 1975年 東北大学大学院工学研究科(機械工学専攻)修士課程を修了。
 同年 富士重工業㈱ 入社、振動騒音研究実験に従事。
 1979年  スバル技術研究所にて、CAE(Computer Aided Engineering)の開発。
 1993年 工学博士(東北大学)。
 2006年 富士重工業㈱を退職、群馬大学客員教授就任。
  群馬大学では振動騒音解析、圧縮性流体解析、自動車工学等を担当。

セミナーの概要

 電気自動車(EV)は静粛性に優れ騒音問題は軽視されてきたが、ガソリン車ではマスキングされていた騒音が、EVでは目立つようになってきた。ガソリン車の騒音要因はエンジン音や排気音であるが、EVではロードノイズや低級ノイズ(ガタやキシミなど)が上位を占める。さらにEV特有のモータ音等がガソリン車にない騒音として加わる。また、車外音規制はEV化で有利になると思われていたが、車外騒音の要因の1つにタイヤ騒音があり、年々厳しくなる規制値をEVでもクリアできない可能性が出てきた。
 本講演ではこれらの状況を説明し、対策事例も紹介する。さらに、感覚と異なる現象として間違いやすい振動騒音の例を取り上げながら、しっかりとした基礎知識を身に付けてもらう。

講義項目

 1 ガソリン車と共通するEVの主な振動騒音現象
  1.1 主な振動騒音源
  1.2 路面およびタイヤに起因する現象
  1.3 駆動系に起因する現象
  1.4 風切り音
  1.5 その他の現象
  
 2 EV特有の振動騒音
  2.1 モータ騒音
  2.2 油圧ポンプ騒音
  2.3 その他
  
 3 ガソリン車とEVの車内騒音比較
  3.1 ガソリン車とEVの騒音要因
  3.2 加速時と一定速時の車内騒音
  
 4 車外音規制強化の動き
  4.1 Phase1~Phase3までの段階的実施
  4.2 新加速騒音試験概要
  4.3 タイヤ単体騒音とタイヤノイズメカニズム
  
 5 EV騒音の主要因であるロードノイズ対策事例
  5.1 ホイール振動特性
  5.2 取付け部剛性Upによる改善例
  5.3 車体パネルの積層制振防音構造
  
 6 間違い易い音響知識
  6.1 音圧分布と粒子速度分布
  6.2 遮音の注意点=コインシデンス効果
  
 7 間違い易い振動知識
  7.1 波長と制振効果
  7.2 質量付加と制振効果
  7.3 パネル剛性アップと制振効果
  7.4 振動の遮断特性