事例を交えながら、装置の選定・検討時の注意点、よく起こるトラブルやその解決策についてもご紹介!
※ オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2022年11月28日(月)13:00~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
備 考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
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講 師
味の素(株) アミノサイエンス事業本部バイオ・ファイン研究所
バイオソリューション研究所バイオソリューション開発室
遠藤 裕太 氏
趣 旨
フローマイクロリアクターは、混合、温度制御、精密な滞留時間制御に優れたデバイスであり、従来のバッチ式反応器では困難だった反応や制御を可能にしてきた。ラボスケールでは、多種多様な反応について多くの報告がある一方で、実用化へ向けたスケールアップについては、情報が少ないのが現状である。本発表では、フローマイクロリアクターの基礎知識や技術適用先の紹介をはじめ、フローマイクロリアクターを利用したイオン液体の合成や、有機リチウムを用いたアニオン重合反応のスケールアップ事例、発酵液からの連続抽出プロセス構築の実例を交え、装置の選定や検討時に注意すべきこと、さらによく起こるトラブルや、その解決策についても紹介したい。
プログラム
1.1.フローマイクロリアクターの基礎知識
1.2.マイクロ空間での混合、熱交換、物質移動
1.3.フローマイクロリアクター技術の適用先
2. フロー合成の開発事例
2.1. 産業界での取り組み
2.2. 当社の連続製造へ向けた取り組み
3. ラボからパイロット・製造への展開
3.1. フロー合成で起こりやすい不具合
3.2. 制御パラメータの多さ
3.3. 送液不良
3.4. 混合不良
3.5. 除熱不良
3.6. ミキサ、リアクタの閉塞
3.7. まとめ
4. フロー合成プロセスの構築とトラブル対策
4.1. フロー合成で起こりやすい不具合と対策
4.2. フローリアクターでの製造に向けた留意事項
4.3. ポンプの選定
4.4. ミキサ、リアクタの選定
4.5. センサ、計装類の選定
4.6. 運転システムの概要
4.7. 数値流体力学 (CFD) によるシミュレーション
5. スケールアップ事例紹介
5.1. イオン液体合成プロセス
a) 反応速度解析
b) ミキサやリアクタの選択
c) スケールアップ検討
5.2. リビングアニオン重合プロセス
a) よく起こるトラブル
b) ポンプの選択
c) 運転手順の重要性
d) 連続運転検討
5.3. スラグ流による発酵液からのフレーバー成分抽出
a) スラグ流抽出の利点
b) バニリン発酵液からのスラグ流抽出
c) S-リナロール発酵液からのスラグ中連続抽出
6. スケールアップ時に考えること
6.1. パラメータの管理幅について
6.2. CFDシミュレーションの簡易化
6.3. スケールアップ時の機器選定
7. 今後の展望および装置や設備のサプライヤー紹介