化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~事例を元にそれぞれの製品に適した試験の進め方を解説~
製品性能を評価できる『適切な』試験の選択の考え方とは?

 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年10月28日(金)13:00~16:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

資料付【PDFにて配布いたします】

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 岩田硝子工業㈱ 品質保証部 部長 博士(工学)  井原 望 氏

【ご専門】
 環境微生物学、滅菌保証、抗菌・除菌・滅菌、防カビ、生物工学

【ご略歴】
 1997年 東京農業大学 農学部 農芸化学科 卒業(農学士)
 1999年 筑波大学大学院 バイオシステム研究科 修了(学術修士)
  同年 松下電工(株)(現、パナソニック(株)) 解析評価技術センター 入社
      一般係員~主幹技師
 2006年 NPO法人 日本健康住宅協会 防菌防カビ部会 部会長 就任
 2011年 技術士(生物工学部門)取得
 2015年 関西大学 理工学研究科 修了(工学博士)
 2019年 協和キリン(株) 品質管理部 入社 マネージャー
  同年 岩田硝子工業(株) 品質保証部 入社 部長
  ・元NPO法人 日本健康住宅協会 防菌防カビ部会 部会長
  ・株式会社新技術開発センター 技術士試験対策講座 講師

【ご経歴】
筑波大学大学院 バイオシステム研究科修了後、松下電工(株)(現、パナソニック(株))に入社し、微生物学や生物工学を専門とする研究開発や品質評価の技術者として、生ゴミ発酵処理機、新規滅菌方法、除菌・防カビ機能家電(空気清浄機, エアコン, 洗濯機など)や建材(浴室, 便器, 光触媒材料など)の技術開発や商品化に貢献。この間、NPO法人 日本健康住宅協会 防菌防カビ部会 部会長に就任し、天然系抗菌・防カビ剤の研究テーマを推進することで、研究奨励賞を2回獲得。また、生物工学分野における自身の専門性を体系的に整理し、研鑽を重ねることによって、社内初となる生物工学部門の技術士を取得。その後、社会人ドクターとして関西大学大学院 理工学研究科に入学後、精油アロマによる殺菌・抗菌効果とそのメカニズム解明に関する研究を企画・推進し、博士号(工学)を取得。
現在は、岩田硝子工業(株)の品質保証部部長として、バイアルやアンプルなどの医薬品容器を中心とした硝子製品の品質保証、滅菌技術を用いた無菌バイアルの製造・品質システムの立ち上げと維持管理、組織マネジメント等を担当している。

習得できる知識

・目で見えない環境中の微生物の種類や特性等を学習し、微生物制御(抗菌・防カビ・抗ウイルス)を行う必要性を理解できます。
・抗菌剤・防カビ剤・抗ウイルス剤を利用した製品の原理や特徴を学び、新規商品の企画や構想に活かせます。
・抗菌剤・防カビ剤・抗ウイルス剤を利用した製品の試験方法を理解でき、既存商品や開発中の商品が発揮する効果を適切に評価できる試験法を選定できます。 

趣 旨

 我々は、微生物(細菌、カビ、ウイルス)と共存して生活しています。微生物は、発酵や人の腸内環境の整備等で有用性を示す一方、腐敗や感染症などの人の健康や生活を脅かす側面も持っています。近年の新型コロナウイルスによる感染症は、その深刻な事例のひとつです。
 このような状況の中、我々は日頃から対策を講じる必要に迫られており、この一環として、抗菌剤・防カビ剤・抗ウイルス剤を利用した製品が活用されています。これらの製品は、目に見えない微生物に対して性能を発揮する特性上、ユーザーが効果を実感しにくい点がつきまといます。そこでこれらの製品を企画・開発する上で重要となるのが、製品性能を評価できる試験法の原理や内容を良く理解し、適切な試験法を選択することです。このことが信頼性の高い性能データを獲得することにつながります。
 本セミナーでは、身の回りの環境微生物、抗菌・防カビ・抗ウイルス効果の定義やメカニズムにも触れながら、抗菌剤・防カビ剤・抗ウイルス剤を利用した製品と適切な性能試験法に関して、実例を挙げながら分かり易く解説します。

プログラム

 1.環境中の微生物
  1.1 微生物の種類
  1.2 微生物の特性
  1.3 微生物による汚染と実害
  1.4 微生物汚染が発生する要因
  
 2.抗菌・防カビ・抗ウイルス効果
  2.1 抗菌・防カビ・抗ウイルスの意義と定義
  2.2 抗菌・防カビ・抗ウイルス効果とメカニズム
  2.3 抗菌剤の概要
  2.4 防カビ剤の概要
  2.5 抗ウイルス剤の概要
  
 3.抗菌剤・防カビ剤・抗ウイルス剤を利用した製品
  3.1 抗菌剤を利用した製品(材料系、家電系など)
  3.2 防カビ剤を利用した製品(材料系、建材系など)
  3.2 抗ウイルス剤を利用した製品(材料系、消毒液系など)
  
 4.製品の性能試験法
  4.1 製品性能に要求されるスペック(効果、安全性、持続性など)
  4.2 性能データを獲得するプロセス
  4.3 試験法の分類(ラボ試験と実環境試験など)
  4.4 材料系製品に適した試験法
  4.5 繊維系製品に適した試験法
  4.6 家電系製品に適した試験法
  

スケジュール

 13:00~13:50 講義1
 13:50~14:00 休憩
 14:00~14:50 講義2
 14:50~15:00 休憩
 15:00~15:40 講義3
 15:40~16:00 質疑応答