化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~生活用具から産業用途まで適用拡大を背景として~
hyousi
 
                 ■ 発  刊:2015年6月12日
                 ■ 定  価:44,000円(税込)
                 ■ 体  裁:388頁 B5版
                 ■ 発  行:NTS Inc.
                   ISBN 978-4-86043-431-1

購入方法

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趣 旨

  ● 現代生活において必要不可欠な材料となったCFRP(炭素繊維強化プラスチック)。
  ● さらなる普及拡大を後押しする成形技術、加工技術そしてリサイクル技術について、それぞれ注目されるテーマを第一線の研究者が徹底詳述
  ● 現在そしてこれから研究開発に携わる方々にとって手元に置きたい一冊!
 

執筆者

 鵜澤  潔  金沢工業大学革新複合材料研究開発センター 所長/大学院工学研究科 教授
 前田  豊  前田技術事務所 代表
 堀苑 英毅  三菱重工業㈱技術統括本部総合研究所製造研究部複合材研究室 主席研究員
 金升 将征  三菱重工業㈱技術統括本部総合研究所製造研究部複合材研究室 上席主任
 服部 英敬  三菱自動車工業㈱開発本部材料技術部 主任
 秋山 浩庸  三菱重工業㈱技術統括本部総合研究所製造研究部複合材研究室 研究員
 高柳 俊幸  三菱重工業㈱技術統括本部総合研究所製造研究部複合材研究室 研究員
 冨岡 和彦  東レプラスチック精工㈱新事業開拓室 室長
 木村  南  東京工業高等専門学校機械工学科 教授/学科長
 松崎 亮介  東京理科大学理工学部 講師
 堀口 敬祐  東京理科大学理工学部
 上田 政人  日本大学理工学部 専任講師
 轟   章  東京工業大学大学院理工学研究科 教授
 平野 義鎭  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構航空技術部門
 浅原 宏典  日本大学理工学部
 吉田  透  ㈱キャップ開発部 部長
 坂本 重彦  熊本大学大学院自然科学研究科 准教授
 田代 徹也  大阪府立大学工業高等専門学校総合工学システム学科 准教授
 渡辺 義見  名古屋工業大学大学院工学研究科 教授
 佐藤  尚  名古屋工業大学大学院工学研究科 准教授
 田中 秀岳  上智大学理工学部 准教授
 沓名 宗春  光産業創成大学院大学 特任教授/㈱最新レーザ技術研究センター
        代表取締役
 藤田 雅之  公益財団法人レーザー技術総合研究所 主席研究員
 片山 聖二  大阪大学接合科学研究所 教授
 古澤 利明  帝京大学理工学部 教授
 野田 幸一  ㈱スギノマシンプラント機器事業本部生産統括部技術部WJ設計課
 坪川 紀夫  新潟大学名誉教授/新潟大学自然科学教育研究院 フェロー
 柏村 成史  近畿大学大学院総合理工学研究科 教授
 石船  学  近畿大学大学院総合理工学研究科 准教授
 内藤 公喜  国立研究開発法人物質・材料研究機構ハイブリッド材料ユニット複合材料グループ
        主幹研究員
 西籔 和明  近畿大学理工学部 准教授
 田邊 大貴  大阪大学大学院工学研究科
 鈴木 靖昭  鈴木接着技術研究所 所長
 深川  仁  岐阜大学研究推進・社会連携機構複合材料研究センター 特任教授
 細井 厚志  早稲田大学理工学術院基幹理工学部 講師
 福山 紅陽  FIA 代表
 中田 政之  金沢工業大学工学部/材料システム研究所 教授
 宮野  靖  金沢工業大学材料システム研究所 教授
 林垣  新  サイバネットシステム㈱メカニカルCAE事業部ソリューション開発部
        部長代理
 山本 晃司  サイバネットシステム㈱メカニカルCAE事業部ソリューション開発部
        スペシャリスト
 大澤 洋文  静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター機械科 主任研究員
 伊藤 芳典  静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター材料科 科長
 植松 俊明  静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター材料科 主任研究員
 是永 宗祐  静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター材料科 研究員
 井上  隆  山形大学大学院理工学研究科 客員教授
 守富  寛  岐阜大学大学院工学研究科 教授
 板津 秀人  カーボンファイバーリサイクル工業㈱ 代表取締役
 藤井  透  同志社大学理工学部 教授
 大窪 和也  同志社大学理工学部 教授
 前畑 好和  同志社大学大学院理工学研究科
 

目 次

 序文
 第1編 成形技術
 第2編 加工技術
 第3編 評価/設計/リサイクル
 

詳細目次

目次一覧PDF
 序 文
 
 第1編 成形技術

総 説 成形技術の最新動向
  1. はじめに
  2. CFRPの成形技術の概要
  3. 成形技術の最新動向
  4. まとめ
第1章 高効率RTM成形技術のCFRPへの適用
  1. はじめに
  2. RTM 成形条件の設定
  3. 部材試作
  4. 板厚方向含浸の検討
  5. おわりに
第2章 熱可塑CFRP押出素材とその真空成形品の開発
  1. はじめに
  2. 熱可塑CFRPからなる押出素材用の開発
  3. 熱可塑CFRP素材の後加工およびその用途
  4. 熱可塑CFRP押出素材の特徴
  5. 当社開発熱可塑CFRP素材の位置づけ
  6. 結 論
第3章 シリコーンゴム型を用いたCFRP成形技術
  1. 緒 言
  2. シリコーンゴム型成形法
  3. シリコーンゴム型成形の加工設計
  4. 結 言
第4章 3Dプリンターによる連続炭素繊維複合材料成形技術
  1. 従来3Dプリンターと問題点
  2. 連続炭素繊維3Dプリンター
  3. 連続炭素繊維3Dプリンターの構成
  4. 連続炭素繊維3DプリンターによるCFRTP成形物の評価
  5. まとめ
第5章 通電抵抗加熱金型による熱可塑性CFRPのTAM成形技術
  1. はじめに
  2. 通電抵抗加熱金型によるCFRTPの成形
  3. TAM成形法によるCFRTP(熱可塑性CFRP)の成形方法
  4. TAM成形法によるCFRTP(熱可塑性CFRP)の成形手順
  5. 長繊維射出成形
  6. 熱可塑性CFRP複合成形
  7. TAM成形法のマグネシウム合金の塑性加工への応用
  8. 浜松地域CFRP事業化研究会の活動
  9. おわりに
 
 第2編 加工技術

総 説 二次加工の課題と最新動向
  1. はじめに
  2. 二次加工の概要と留意点
  3. 二次加工の新技術動向
  4. 複合材料の接合
  5. 表面仕上げ
第1章 穴あけ加工技術
 第1節 ボールエンドミルによるCFRP積層体の高能率・高精度穴あけ技術
  1. はじめに
  2. 各種工具による穴あけ加工
  3. ボールエンドミルによる穴あけ加工
  4. ヘリカル加工による穴あけ法
  5. おわりに
 第2節 CFRPとチタン合金の重ね合わせ材の穴あけ加工
  1. はじめに
  2. 実験方法
  3. 実験結果
  4. おわりに
 第3節 傾斜機能メタルボンド砥石を用いたCFRPの穴あけ加工技術
  1. はじめに
  2. 砥石によるジャイロ式穴あけ加工技術
  3. 電着砥石によるCFRPのジャイロ式穴あけ加工
  4. 傾斜機能メタルボンド砥石
  5. おわりに
 第4節 傾斜プラネタリ加工による炭素繊維強化樹脂およびチタン合金の穴あけ
  1. はじめに
  2. 傾斜プラネタリ加工
  3. 傾斜プラネタリ加工スピンドルユニットの製作
  4. 加工実験
  5. おわりに
第2章 レーザー微細加工技術
 第1節 レーザーアブレーションによるCFRP加工技術
  1. 緒 言
  2. レーザー切断の種類と特性
  3. CFRP等複合材料のレーザー加工
  4. レーザーアブレーション加工の開発事例
  5. まとめ
 第2節 ハイパワーレーザーによるCFRP微細加工技術
  1. はじめに
  2. トレパニング加工における超短パルスとCWの比較
  3. 赤外超短パルスレーザーによる加工
  4. 複合パルス加工
  5. 極薄CFRPシートの微細加工
 第3節 高輝度レーザーによるCFRPの超高速切断加工技術
  1. はじめに
  2. 連続発振の高パワーレーザーによるパン系CFRPの切断結果
  3. 連続発振の高輝度レーザーによるパン系CFRPの高速切断結果
  4. 連続発振の高品質シングルモードファイバレーザーによるパン系CFRPの 高速切断結果
  5. ピコ秒パルスレーザーによるパン系CFRPの切断結
  6. 連続発振の高輝度レーザーによるピッチ系CFRPの高速切断結果
第3章 切削加工技術
 第1節 超音波振動切削法によるCFRPのドリル加工技術
  1. はじめに
  2. CFRPの穴あけ加工における超音波振動切削法の効果と課題
  3. 超音波振動切削法によるCFRPとアルミニウム合金の重ね穿孔
  4. CFRPの穴あけ加工時の損傷と超音波振動切削法の効果
  5. 超音波振動切削法の切りくず細断効果
  6. おわりに
 第2節 CFRPのワイヤカット放電加工
  1. 緒 言
  2. 予備実験
  3. 実験方法・結果および考察
  4. 結 言
 第3節 アブレシブジェットによるCFRP加工技術
  1. はじめに
  2. アブレシブジェット加工システム
  3. CFRPを最適に加工するための機能
  4. 加工事例
  5. おわりに
第4章 表面加工処理技術
 第1節 炭素繊維のグラフト化による機能付与技術
  1. はじめに
  2. グラフト反応の方法論
  3. CF,CNT,およびVGCF表面へのポリマーのグラフト反応(Grafting onto法)
  4. ナノカーボン表面からのラジカルグラフト重合(Grafting from法)
  5. CNT被覆炭素材料の合成
  6. おわりに
 第2節 間接陽極酸化反応を用いた炭素繊維の表面酸化と新規炭素材料への応用
  1. はじめに
  2. CF-OHの修飾電極としての有機合成への利用
  3. CF-OHの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)への応用
  4. CF-OHの表面修飾と電気抵抗の変化
  5. おわりに
 第3節 ポリマーコーティングおよびカーボンナノチューブ析出による炭素繊維の表面改質技術
  1. はじめに
  2. 材料および実験方法
  3. 実験結果および考察
  4. おわりに
第5章 接着接合技術
 第1節 CFRP積層板の電気式融着接合技術
  1. はじめに
  2. 熱可塑性CFRPの融着接合
  3. 熱可塑性CFRPへの電気式融着接合の適用
  4. おわりに
 第2節 CFRPにおける異種レーザー接合技術
  1. はじめに
  2. レーザー直接接合法と接合継手の強度特性の評価法
  3. CFRPと金属のレーザー直接接合継手の強度特性
  4. レーザー接合部界面の観察と評価
  5. CFRPと非結晶PAプラスチックのレーザー直接接合
  6. おわりに
 第3節 CFRP接着接合技術
  1. 最近の異種材料の接着接合技術について
  2. 接着力発現の原理およびそれに基づいた接着剤の選定法
  3. 射出成形および融着における接着力発現のメカニズム
  4. CFRP用接着剤の種類および特徴
  5. CFRPの各種接着接合法
  6. プリプレグを用いた成形法における接着接合法
  7. CFRPに適用可能な最近の異種材料接着接合法

 第3編 評価/設計/リサイクル

第1章 評価/試験
 第1節 CFRPの機械的(力学的)特性評価
  1. はじめに
  2. 各種試験法の種類と規格
  3. 試験評価法の現状と動向
  4. CFRPの引張試験
  5. CFRPの圧縮試験
  6. 試験片の製作手順(参考)
  7. 引張り,圧縮試験実施の注意事項(参考)
 第2節 CFRPの疲労評価技術
  1. はじめに
  2. 疲労試験規格
  3. 疲労試験の実際
  4. 疲労損傷観察
  5. おわりに
 第3節 CFRPのぬれ性評価技術
  1. はじめに
  2. ぬれと接触角
  3. 表面張力
  4. 接触角と表面張力との関係
  5. ぬれの評価技術
  6. おわりに
 第4節 CFRPの耐久性加速試験
  1. はじめに
  2. マトリックス樹脂の粘弾性によって支配されるCFRPの寿命
  3. 先進加速試験法と定式化
  4. 一方向CFRP積層板の各種負荷方向の静的および疲労強度のマスター曲線
  5. おわりに
第2章 CFRP設計技術
 第1節 織物繊維の賦形プロセスおよび樹脂含浸プロセスにおけるシミュレーション統合システムの開発
  1. はじめに
  2. CFRPの成形法について
  3. 含浸成形プロセスの解析について
  4. 異方性材料物性値の解析的な予測手法
  5. 自動車用ドアトリムのRTM解析事例
  6. おわりに
 第2節 可視化技術を用いた切削加工評価
  1. はじめに
  2. 穴あけ加工
  3. トリミング加工
  4. おわりに
 第3節 熱可塑性CFRP向けマトリックス樹脂の設計
  1. はじめに
  2. CFトラスマットを用いるCFRTP
  3. PPの高流動・高延性化
  4. PPの無水マレイン酸修飾
  5. PPへのナイロングラフト
  6. 反応性可塑剤を用いたPPE
  7. PP系CFRTPの成形加工
  8. おわりに
第3章 CFRPリサイクルの最新動向
 第1節 CFRPリサイクル技術の工業化の展望
  1. はじめに
  2. CFRI二段加熱プロセスの特長
  3. リサイクル炭素繊維回収事業の展望
  4. おわりに
 第2節 炭素繊維のリサイクルとその活用
  1. 再生炭素繊維,何から取り出す?
  2. プリプレグから炭素繊維を回収するための問題点
  3. プリプレグ廃材のタック性をなくし,押し固められた廃プリプレグ塊を解す
  4. 高分子母材の熱分解工程
  5. 回収された炭素繊維の機械的特性とスタンパブルマットへの応用
  6. 炭素繊維リサイクルの実用化と同フィーバについて
  7. おわりに