化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~品質管理、処方設計担当者のための基礎講座~
防腐・抗菌性試験のポイント、製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方を学ぶ!

 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年9月21日(水)12:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

資料付【PDFにて配布いたします】

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 東洋大学 名誉教授、元東洋大学 生命科学部 教授 工学博士  岡崎 渉 氏

《専門》
 応用微生物学,酵素科学,香粧品化学

《略歴》
 東洋大学工学部応用化学科卒業、同大学院工学研究科応用化学専攻修士・博士課程修了
 (工学博士)、この間、理化学研究所微生物生態学研究室で好アルカリ性微生物に
 関する研究に従事。㈱アリミノに入社、開発、品質管理、薬事業務に従事。
 日本パーマネントウェーブ液工業組合、日本へカラー工業会の各種委員を歴任。
 1997年4月東洋大学生命科学部開設に伴い、助教授として着任。
 2008年4月より教授。生命科学部学部長、地域活性化研究所所長等を歴任。
 2015年7月より名誉教授。

趣 旨

 微生物の生育行動を考え、製品の微生物汚染の起こりやすい状況を把握し、その発生を予測する。微生物汚染、防腐・抗菌性評価について多方面の角度から考察を加え、製品開発、品質保証面に反映できるようにする。防腐・抗菌性試験のポイント、製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方を習得する。

プログラム

 1.微生物の一般的な生育条件
  1.1 微生物の生育条件を考える。
   1.1.1 pH
   1.1.2 温度
   1.1.3 酸素(空気)
   1.1.4 水分(湿度)
   1.1.5 栄養源
   1.1.6 塩濃度・糖濃度
  1.2 微生物汚染を受けやすい製品かを考える。
  1.3 製品の微生物汚染をコントロールできるか?
  
 2.微生物試験法
  2.1 培地の選択
  2.2 培養条件の検討
  2.3 殺菌
  2.4 微生物の計数
  2.5 製品汚染微生物の分離と特徴付け
   2.5.1 コロニー等の形態観察
   2.5.2 製品汚染微生物の分離
  2.6 微生物コレクションの作成と保存方法
  
 3.防腐・抗菌性試験
  3.1 試験微生物の選択
  3.2 防腐・抗菌剤の有効濃度の予測
  3.3 防腐・抗菌剤を含まない素地の抗菌力を考える。
  3.4 防腐・抗菌剤の選択
   3.4.1 防腐・抗菌剤の性質
   3.4.2 化粧品に使用される防腐・抗菌剤の要件
   3.4.3 製品中での抗菌活性の低下
   3.4.4 防腐・抗菌剤の選定と配合量
   3.4.5 配合上の留意点
  
 4.製品の抗菌性を考える。
  4.1 製品の機能、効能・効果と抗菌力
  4.2 製品の安定性と抗菌力
  4.3 エマルションと防腐・殺菌剤
  4.4 ビーカースケールと製造スケール
  4.5 防腐剤フリーのために
  4.6 保存効力試験は自社で行うか、外注か。
  
 5.製造所の微生物管理
  5.1 微生物がどのくらい存在しているか、また、どこに多いか?
   5.1.1 微生物計数条件
   5.1.2 空中落下菌の状況
   5.1.3 原料
   5.1.4 製品
   5.1.5 作業環境
  5.2 製造所の微生物管理
  5.3 衛生管理
  5.4 作業従事者の意識
  5.5 GMPとISO・・・標準化
  
 6.品質保証
  6.1 製品の物性と微生物安定性
  6.2 微生物汚染製品のクレーム処理
  6.3 製品の抗菌力と使用方法、容器の選択
   
 7.微生物汚染防止のための社内ネットワーク
  7.1 よりよい微生物管理を行うために
  

スケジュール

※多少前後する可能性がございます。
 12:30~13:50 講義1
 13:50~14:00 休憩
 14:00~15:10 講義2
 15:10~15:15 休憩
 15:15~16:10 講義3
 16:10~16:30 質疑応答