化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2015年3月31日(火)13:00~16:30
       会  場:連合会館 5階 502 会議室
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11

講 師

 飯田和生 氏 / 三重大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 教授

【ご略歴】
 1978年 三重大学工学部電気工学科卒業
 1980年 三重大学大学院工学研究科修士課程電気工学専攻修了
 1980年 三重大学工学部助手
 1988年 工学博士(名古屋大学[論文博士])
 1994年 三重大学工学部助教授
 2006年 三重大学工学部教授

 絶縁材料については卒業研究以来、耐熱性高分子、難燃性高分子、高分子複合体など様々な高分子を対象に誘電特性、電気伝導特性、絶縁破壊特性を検討してきている。最近は、金属水酸化物、金属炭酸塩などをトリー劣化抑制剤としての応用を検討している。
 電気接点に関しては、2006年から共同研究を機に研究開始。以来、電気接点の微摺動摩耗劣化特性、コンタクトオイルの影響などを検討している。

趣 旨

 絶縁材料に加わる電圧が高くなると低い電圧では起きない部分放電など高電圧特有の現象が起き、絶縁特性が劣化、ついには破壊に至ることがある。講座では放電にかかわる基礎的な物理現象から話を始めて、高電圧印加の際にほとんどの寿命を決める要素である部分放電、トリーがどの様な影響を及ぼすか、それらの評価方法などを理解する。また、電気接点での基本的な現象についても理解する。

受講に必要な知識

 大学での教養、基礎教育レベルの物理、化学

本セミナーで得られる知識

 数100V以上の電気絶縁を扱ったことのない場合に、より高い電圧を扱う際の考慮すべき事項

プログラム

1.はじめに
 1.1 気体の絶縁破壊理論は固体の絶縁を考える時にも大切
 1.2 液体・固体中への電荷の供給
 1.3 高電圧機器で界面の弱点を嫌う理由

2.高分子絶縁材料の短時間破壊のメカニズム
 2.1 高分子の絶縁破壊
 2.2 電子的破壊
 2.3 熱破壊
 2.4 機械的破壊

3.高分子絶縁材料の長時間破壊と特性評価
 3.1 高分子材料の劣化現象
 3.2 部分放電とトリー
 3.3 部分放電開始電圧の測定
 3.4 課電圧寿命の測定

4.電気接点の基礎的現象
 4.1 荷重による接触抵抗の変化
 4.2 通電・課電による接触抵抗の変化