化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

- 高熱伝導性樹脂調査から5年後の多角的先駆的考察と補足 -
表紙
 
               ■ 発 刊:2014年3月20日
               ■ 定 価:472,000円(税込)
               ■ 体 裁:A4判 275頁
               ■ 発 行:カワサキテクノリサーチ
                     コンサルテーション・サービス部

購入方法

 カートへの投入、あるいはFAX申込用紙にてお申込ください。

   FAX申込用紙PDF 

内容見本

内容見本1内容見本2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

趣 旨

                      KTRマルチクライアント調査プロジェクトチーム
 
 1年振りになるマルチクライアント調査「放熱材料の全容と用途別市場展望」が本年1月23日に完成し、予約頂いていた各位にお届けした。完成が約1ヶ月遅れてしまい、大変ご迷惑をお掛けした。内容が遅れた分を挽回できていることを願うばかりである。
 調査報告書は第1章から第7章まであり、A4判250頁に納めている。しかし、言及したいことは300頁以上に膨らんでしまったので、最終的には50頁程を短縮(要約)したことになる。作業の遅れは、このことも関係している。
 さて、本調査で言うべきことは言ったつもりであるが、今後の見通しなどに関して言い淀んだ部分がなかった訳ではない。判断に迷った事案(テーマ)は幾つかある。調査には不可避な時間的制約のせいにはできないが、もう少し突っ込みたかった項目程、鮮明に覚えているものである。
 かかる余韻を残しつつも、以下に本調査でこだわった章元を挙げてみる。
 
  第3章 放熱材料別の使用法と市場動向
  第4章 個別考察編(第4章(4-1~4-8)の詳細は目次参照)
  第5章 用途マップの素描
 
 この3章で全体の6割以上(153頁)を占めていることになる。新鮮味があると思えるところを文章で紹介するのは紙幅的に無理があるので、図表などをピックアップして上の内容見本に示した。

 なお、マルチクライアント調査参加申込みの締め切り後に、多くの方々からお問い合せを頂いた。内容(調査結果)へのご関心が高いこともあり、完成から2ヶ月間の猶予を経て、3月20日に補足版を刊行させて頂くことにした(補足版は少し割高になっているがその分のボリュームは25頁で、トータルで275頁の報告書になる)。
 
  第8章 補足考察
   8-1 放熱塗料の続報(SGKの狙い)
   8-2 放熱/電磁波シールド(電波吸収)の開発例
   8-3 金属/樹脂複合体開発のその後
 
 ところで個別報告会(講演会)にも鋭意対応していますが、報告日はご相談させて頂きます。60枚程度のパワーポイントを元に2時間前後で報告と質疑応答を行っております(別途、交通費(実費)と日当を頂きます)。
 連絡先:㈲カワサキテクノリサーチ コンサルテーション・サービス事業部 マルチクライアント企画調査係、Tel 06-6232-1055, Fax 06-6232-1056, Email fwkw8067@mb.infoweb.ne.jp
 

 

目 次

目次一覧PDF
第1章 熱の伝わり方と放熱対策の基本
 1-1 熱の伝わり方
 1-2 放熱対策の基本と本調査のアプローチ
第2章 放熱材料全体像接近への手掛かり
 2-1 放熱材料の有力メーカーと主要グレードやエントリー例
  2-1-1 有機系放熱シート類
  2-1-2 放熱塗料類
  2-1-3 放熱基板類
  2-1-4 金属系材料
  2-1-5 グラファイトシート
  2-1-6 放熱成形材料
  2-1-7 その他(セラミック系ヒートシンク)
 2-2 放熱材料の主要用途と集約的課題
 2-3 放熱材料の市場規模
第3章 放熱材料別の使用法と市場動向
 3-1 有機系放熱シート
  3-1-1 放熱シート
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向
   (3) 有力メーカーと価格動向
  3-1-2 フェイスチェンジシート
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-1-3 放熱テープ(両面)
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-1-4 放熱グリース
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-1-5 放熱接着剤
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-1-6 ギャップフィラー
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と有力メーカー
 3-2 放熱塗料類
  3-2-1 放熱塗料
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-2-2 放熱コート鋼板
   (1) 製品の概要と使用法
   (2) 市場動向と需要の激減
 3-3 放熱基板類
  3-3-1 放熱樹脂基板
   3-3-1(A) PWBベース
    (1) 製品例
    (2) 市場動向
   3-3-1(B) CCLベース
    (1) 製品例
    (2) 市場動向
   3-3-1(c) 有力メーカーと価格動向
  3-3-2 金属系(アルミベース)回路基板
   (1) 製品の概要と構造イメージ
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-3-3 セラミック系回路基板
   (1) アルミナベース基板の概要と市場動向
   (2) 窒化アルミベース回路基板の概要と市場動向
   (3) 窒化ゲイ素ベース回路基板の概要と市場動向
 3-4 金属系材料
  3-4-1 ヒートシンク
   (1) 製品の概要と他の放熱材との組合せ例
   (2) 使用の目安と市場動向
   (3) 有力メーカーと業界の事情
  3-4-2 ヒートパイプ
   (1) 製品の概要と動作原理
   (2) 市場動向と有力メーカー
  3-4-3 マグネシウム合金
   (1) 製品の概要と用途例
   (2) 市場動向
 3-5 グラファイトシート
  (1) 製品の概要と主要参入メーカー
  (2) 製品(グレード)例と使い方のイメージ
  (3) 市場動向と有力メーカー
 3-6 放熱成形材料
  3-6-1 パワーデバイス用封止材
   (1) モールドタイプとケースタイプ
   (2) 市場動向と推定の根拠
  3-6-2 エンプラ系放熱成形材料
   (1) 用途の過去の予想
   (2) 市場動向とメーカー情報
 3-7 その他の放熱材料
  3-7-1 放熱エラストマー
  3-7-2 パワーデバイス用絶縁シート
  3-7-3 モータ封止用絶縁材料
第4章 個別考察編
 4-1 モータ封止(モールド)の現状と留意点
  (1) モータの種類とヒアリングから得た大きさの目安
  (2) コイルの巻き方などの手掛かり
  (3) モータ用封止材の比較
  (4) モータ用絶縁材料の棲み分けと差別化
  (5) コイル封止の多様化と応用例
   ① チップトランスのモールド
   ② 一般的なコイルのモールド
   ③ ソレノイドバルブのモールド
   ④ その他の例とエンプラ封止の応用例
  (6) 最近のエンプラ封止例と熱伝導性のニーズ
   ① リターダ(RETARDER)
   ② 電動オイルポンプモータ
  (7) モータ封止の将来性に関する私見
 4-2 グラファイトシート急伸の要因分析
  (1) 人工グラファイトシートの用途例
  (2) ビッグ用途の採用理由
  (3) 天然グラファイトシートの代理店問題と以前の特許問題
  (4) パナソニツクとカネカに関する情報
   ① パナソニツクに関する記事
   ② カネカに関する記事
  (5) 放熱基板としてのグラファイトシートの可能性
  (6) グラファイトシートの市場とメーカーシェア再考
 4-3 LED照明放熱対策のいろいろと可能性
  (1) 従来型の対策例と考え方
  (2) 高熱伝導性炭素繊維フイラーのエンプラへの応用
  (3) 注目すべきビックテーマへのトライアル
  (4) LEDベッドランプの放熱技術
  (5) 熱放射によるLED照明の放熱部品
 4-4 新たなパワーデバイス・パッケージ用絶縁シートのニーズ
  (1) SIC、GANの特徴とパッケージ材料の課題
  (2) パワーデバイス用パッケージの確認
  (3) 求められる絶縁シートのイメージと市場規模
 4-5 熱伝導性樹脂不振の理由分析
  (1) A:顕在化用途のその後
  (2) B:潜在的用途のその後
  (3) C:可能性のある用途のその後
  (4) 放熱エンプラと熱硬化性樹脂の棲み分けなど
 4-6 金属/樹脂等複合系放熱材料の用途とメーカー例
  (1) エンプラメーカーの先見性と提携例
   ① 金属と樹脂の接合技術「レザリッジ」
   ② アルミと樹脂の一体成形技術「アルプラス」
  (2) メックの「AMALPHA」の特色と対象材料
  (3) 軽量化の事例として紹介されているもの
  (4) スターライト工業の路線
 4-7 放熱と断熱の使い分けの具体例
  (1) 放熱エンプラの推薦テーマ
  (2) IHに関する放熱派と断熱派
 4-8 次世代自動車電動化の課題と高熱伝導性樹脂
  (1) 自動車の電動化に伴う課題
  (2) PCUの熱冷却設計
  (3) バッテリパックの冷却設計と筐体の工夫
  (4) HEV用インバータとDC-DCコンバータの生産数量
第5章 用途マップの素描
 5-1 現状の用途マップ
  (1) 放熱材料と対策レベルの対応
  (2) 放熱シート類の用途
  (3) ヒートシンクの用途例から見る電源ユニット
  (4) アバウトな用途マップ
 5-2 将来の用途マツプイメージ
第6章 各放熱材料の課題集約と市場予測
 6-1 放熱材料の課題集約
  (1) シリコーン系放熱材料に関して
  (2) グラファイトシート、成形材料(複合体含む)、金属系材料等に関して
 6-2 放熱材料の中・長期的市場予測
第7章 放熱材料に関する特許考察
 7-1 特許から見た技術開発動向(各表のタイトル) 
 7-2 詳しいコメントを割愛した特許の幾つか
 7-3 検索結果リスト
第8章 補足考察
 8-1 放熱塗料の続報(SGKの狙い)
 8-2 放熱/電磁波シールド(電波吸収)の開発例
 8-3 金属/樹脂複合体開発のその後
〔参考文献〕