化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2019年3月15日(金)13:00~16:40
       会  場:連合会館 502会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
       受 講 料:49,800円(税込) ※ 資料付

セミナーの趣旨

 樹脂封止半導体、チップ部品、コネクタ、ワイヤボンディング、ワイヤーハーネスと端子など導通接触面の腐食現象のメカニズムとその抑制方法が学べるセミナーです。電子機器・部品・関連材料の品質、製造、研究、分析に携わる方々のご参加をお待ちしております。

プログラム

第1部 13:00~15:30
電子材料・部品・機器の腐食メカニズムと腐食挙動
講 師 石川 雄一 氏  腐食防食学会 腐食センター長
 講師略歴 ・1972~2000年 ㈱日立製作所機械研究所(現 研究開発センター機械イノベーションセンター)
 家電製品・産業機械・半導体の腐食寿命予測と防食設計
 走査型振動電極、ガルバニック腐食シミュレータ、アトムプローブ開発
・2000~2007 横浜国立大学教授(留学生センター)
 電子材料の腐食防食(主に銀・銅)
・2004~2015 早稲田大学理工学研究院(非常勤講師)
 早稲田大学各務記念材料技術研究所(客員研究員)
 保温材下腐食(CUI)・銀の硫化腐食
・2001~2017 ISO TC156 (金属・合金の腐食) 国内対策委員会委員
 WG4 (大気腐食) 国内主査
趣 旨  腐食メカニズムを知ることで、試験方法、防食対策を選定することが容易になる。本セミナーでは電子材料・部品の腐食防食に関し、まずなぜ腐食が起こるから始め、腐食の特徴・メカニズムについて分かりやすく説明する。そしてプリント配線板上の樹脂封止半導体、チップ部品、コネクタ、ワイヤボンディングの腐食にとって最も重要な腐食環境の形成要因に関し、事例を紹介しながら詳細に説明する。
プログラム
1. 腐食の基礎
 1-1 腐食が起きる要因
 1-2 腐食の電気化学の概要

2. 電子材料・部品・機器の腐食の特徴と腐食のメカニズム
 2-1 腐食の特徴:プリント配線板と機械構造物との違い
 2-2 腐食のメカニズムを理解する上での水膜下での電気化学反応

3. 電子材料・部品・機器における腐食環境の形成
  ~腐食環境の形成に何が一番重要か~
 3-1 温度・温度差、相対湿度・露点 ~吸着・結露による水膜の形成~
 3-2 塵埃・海塩粒子 ~毛管凝縮・潮解(化学凝縮)による結露の促進~
 3-3 腐食性ガス ~許容濃度と硫黄ガスの腐食促進メカニズム~
 3-4 アウトガス ~封止樹脂、接着剤、ゴムに注意!~
 3-5 電圧 ~電解腐食・イオンマイグレーションを理解する~
 3-6 腐食測定と腐食促進試験 ~目的と使用環境を考えて!~

4. 電子材料・部品・機器の腐食挙動
 4-1 電子材料の腐食挙動概説
    ~めっき・コーティングを効果的に利用する~
 4-2 部品・機器の構造と腐食挙動
    ~腐食環境形成を防止/ケース・封止がベスト~

 
第2部 15:40~16:40
アルミワイヤーハーネスのガルバニック腐食を防止する端子めっき技術
講 師 久保田 賢治 氏
三菱マテリアル㈱ 中央研究所 電子材料研究部 主任研究員 博士(工学)
 講師略歴
・学歴
2013年3月 宇都宮大学大学院 工学研究科 博士後期課程システム創製工学専攻修了
2004年3月 宇都宮大学大学院 工学研究科 博士前期課程エネルギー環境科学専攻修了
2002年3月 宇都宮大学 工学部 応用化学科卒業

・経歴
2010年11月 – 現在 三菱マテリアル㈱ 中央研究所 主任研究員
2008年11月 – 2010年10月 三菱伸銅㈱ 若松製作所
2007年3月 – 2008年10月 三菱マテリアル㈱ 中央研究所
2004年4月 – 2007年2月 日本シイエムケイ㈱ 技術開発統括部 開発一部

・所属学会
 表面技術協会
 エレクトロニクス実装学会

・受賞歴
2013年9月 エレクトロニクス実装学会 MES2012 研究奨励賞 硫酸-過酸化水素溶液による銅のエッチングレートに結晶組織が及ぼす影響
2014年2月 表面技術協会 進歩賞 銅のエッチング性制御およびその応用に関する研究

・専門
 めっき、エッチング、腐食防食技術 

趣 旨  自動車の軽量化に貢献するアルミワイヤーハーネスは、銅合金端子とアルミ電線の間に発生するガルバニック腐食が採用拡大の障害となっている。本講座ではガルバニック腐食のメカニズムとその防止法について解析し、めっき処理による低コストな防食方法を紹介する。
プログラム 1. 背景
 1-1 ワイヤーハーネス電線のアルミ化について
 1-2 アルミ化のメリット
 1-3 アルミ化への課題

2. ガルバニック腐食メカニズムと防止法
 2-1 ガルバニック腐食のメカニズム
 2-2 電気化学測定による評価
 2-3 ガルバニック腐食防止の考え方

3. アルミの腐食と防食
 3-1 アルミの腐食特性
 3-2 銅とアルミのガルバニック腐食
 3-3 銅合金端子とアルミ電線との間で起こるガルバニック腐食

4. めっきによるガルバニック腐食の防止
 4-1 鉄鋼材料の例
 4-2 銅合金端子への防食めっき処理
 4-3 腐食シミュレーションによる防食効果の評価