化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2018年4月20日(金)13:30~16:30 
       会  場:ちよだプラットフォームスクウェア ミーティングルーム 5F 502会議室
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21  → 会場へのアクセス 
       受 講 料:48,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 43,000円(税込)
             * アカデミック価格は 15,000円(税込)
            パンフレット
 
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 【メルマガ会員特典】2 名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、2人目以降はメルマガ価格の半額です。
 ★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
 

講 師

 大越慎一 氏  東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 教授 博士(理学)

【講師経歴】
 1997年 東京大学先端科学技術研究センター・助手
 2000年 同・講師
 2003年 同・助教授
 2004年 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻・助教授
 2006年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻・教授、現在に至る。
 ダーラム大学(英国)名誉教授、ボルドー大学(仏国)客員教授、パリ大学(仏国)客員教授、パラツキー大学(チェコ)客員教授などを兼任。
 東京大学大学院理学系研究科化学専攻長・理学部化学科長、東京大学総長補佐、スペクトル化学研究センター長(2013年~現在)、東京大学低温センター長(2017年~現在)、フランスCNRS国際共同研究所ディレクター(2016年~現在)、東京大学教育研究評議会・評議員(2017年~現在)、東京大学大学院理学系研究科・理学部・副研究科長(2017年~現在)なども務める。

【活 動】
 物理化学に立脚した物質合成研究を推進し、新規な磁気機能性金属錯体、高性能磁性酸化物、光応答型金属酸化物、蓄熱セラミックスなどを報告しており、基礎から応用展開まで見据えた研究を進めている。
 論文312報、解説等115報、h-index: 57、特許出願約175件。日本学士院学術奨励賞、日本学術振興会賞、日本IBM科学賞、市村学術賞、井上学術賞、向井賞などを受賞。
 

セミナーの趣旨

 本講演者は、磁気化学に立脚した機能性磁性材料の開発を推進してきた。中でも、イプシロン型-酸化鉄(ε-Fe2O3)およびその金属置換体は磁性体最高周波数のミリ波吸収特性を示すことから、超高周波ミリ波吸収磁性材料として注目されている。本セミナーでは、イプシロン型-酸化鉄に関して、磁気特性やミリ波吸収特性について紹介するとともに、イプシロン型-酸化鉄を用いたミリ波吸収部材の開発など、ミリ波吸収体開発の最新動向を紹介する。

セミナー対象者

 磁性材料、電磁波吸収材料などの材料開発を行う研究者、及びこれらの材料を用いたデバイス・システム等の開発を行う研究者

セミナーで得られる知識

 ① 磁性材料の基礎からその応用技術や課題
 ② ミリ波吸収磁性材料開発における指針およびその最新動向
 ③ ミリ波吸収磁性材料を用いたミリ波吸収部材の開発
 ④ 高速無線通信技術に関する最新動向

プログラム

  ※ 適宜休憩が入ります。

1 磁性材料の基礎

2 高性能ハードフェライト;イプシロン型-酸化鉄

 2.1 材料開発のコンセプト、合成方法
 2.2 磁気特性などの基礎物性

3 高周波ミリ波吸収特性
 3.1 磁性体における電磁波吸収メカニズム
 3.2 ミリ波吸収特性の測定方法
 3.3 イプシロン型-酸化鉄のミリ波吸収特性
 3.4 イプシロン型-酸化鉄を用いたミリ波吸収部材開発

4 おわりに