化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2017年9月20日(水)10:30~16:10 
       会  場:ちよだプラットフォームスクウェア 5F 401会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
       受 講 料:49,000円(税込) ※ 昼食・資料代含
             * メルマガ登録者は 44,000円(税込)
             * アカデミック価格は 35,000円(税込)
            パンフレット
 
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
 ★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
 

セミナーの趣旨

 自動車のIT化の進展に伴い、搭載するディスプレイの数が増え市場が拡大している。その車載ディスプレイには異形状や曲面、狭額縁、高輝度・低消費電力などの様々な性能や機能が求められている。本セミナーでは車載用ディスプレイの技術・業界動向の全貌を解説する。

セミナー対象者

 自動車関連企業、車載カメラメーカー、ディスプレイメーカー、材料メーカー等の開発、企画、営業企画担当者等

プログラム

講演1. 車載機器セット分解 10:30~12:00
(質疑含)
 講 演: 柏尾南壮氏
フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズディレクター
【概 要】  自動車を構成する部品における電子部品の割合は高まる傾向にあります。本セミナーでは、自動車で電子化が進む部分を分解し、搭載される電子部品、原価に関する考え方などをご紹介予定です。実物を幾つか展示致します。ご自由に触れて頂ければ幸いです。様々な業種の方がお集まりになりますので、お名刺をたくさん持参頂き、交流を深めて頂く事が最も重要な点と考えます。新事業企画、マーケティング、セット分解に携わられる方。この道の専門家である必要はありません。電子部品について一から知りたいと思われる方に最適です。
【講演プログラム】 1 自動車の電子化に関する諸事実

2 CES2017、Electronica 2016、Mobile World Congress 2017、IMS2017報告

3 セット分解
 a) ADAS
 b) TCU
 c) LCD Cluster
 d) Head Up Display
 e) LED Head Lamp
 f) Intelligent Mirror

講演2. SELのOLEDディスプレイ技術 13:00~14:30
(質疑含)
 講 演: 小沼利光 氏   ㈱半導体エネルギー研究所 技術営業
【概 要】  OLED ディスプレイは、テレビ及びスマートフォン用として多くのメーカーに採用されるようになり、今後は、自動車などの様々な分野への展開が進むと考えられる。そのときOLED ディスプレイには、フラットディスプレイの枠を越えてユーザーの自由な創意に応え得る表示媒体の役割が期待される。
 SELは、これまでに様々なディスプレイの開発を行ってきた。本講演では、OLED ディスプレイ及びその要素技術について述べる。その内容が、様々の立場でOLED ディスプレイに取組もうとしている方々にとっての創意の一助になればと思う。
【講演プログラム】 1 会社紹介

2 SEL試作ディスプレイの紹介及びその要素技術に関する紹介
 2.1 試作ディスプレイ
  2.1.1 三つ折りOLEDディスプレイ
  2.1.2 8KフルスペックOLEDディスプレイ
  2.1.3 瓦ディスプレイOLEDディスプレイ
  2.1.4 曲面瓦OLEDディスプレイ
  2.1.5 ハイブリッドディスプレイ
 2.2 要素技術について

3 要素技術の紹介
 3.1 OLEDに関する技術
  3.1.1 OMOx技術
  3.1.2 TTA技術(蛍光デバイス用)
  3.1.3 ExTET技術(燐光デバイス用)
 3.2 酸化物半導体トランジスタに関する技術
 3.3 基板剥離に関する技術

4 まとめ

講演3. 車載ディスプレイの市場と求められる仕様・技術動向 14:40~16:10
(質疑含)
 講 演: 中條博則 氏  共創企画代表
【概 要】  車載Displayは自動運転Level の進化にともない大きく変化している。その変化の元となったのは、Smartphoneの登場である。それによりConnected Carが現実化し、ADASの本格化と相まって自動運転技術実現が加速されている。自動運転の進化はDisplayへの要求仕様にも影響を与える。またSmartphone でOLED へのシフトが始まっている。それは、車載用にも展開されInterior Design Free が実現可能なP-OLEDの車載用への採用が始まる。このような変化の中、SmartphoneのDisplayのように過剰解像度に走っていくと将来はない。本講演では、これら市場の変化、市場要求仕様などについて解説する。
【講演プログラム】 1 車載Displayにも変化を与えたSmartphoneの登場
 ・Connected Car本格化はSmartphone登場で始まった
 ・Smartphoneが創出した「Human Media Interaction」
 ・Smartphoneに牽引された小型Displayの市場規模拡大
 ・Smartphone薄型化により拡大するAMOLEDのシェア拡大

2. Infotainment & ADAS機能向上が実現する自動運転
 ・Infotainment拡大
 ・高機能化はIT企業参入で始まった
 ・2016/10 変更されたNHTSA自動運転Level分類方法
 ・自動運転Levelに依存するDisplayへの要求特性
 ・自動運転Level 3、4で必須となるe-mirror機能
 ・Smartphone薄型化により拡大するAMOLEDのシェア拡大

3. Displayの適正解像度
 ・Levelが低い自動運転で危険な過剰解像度
 ・適正解像度を決める視力
 ・SmartphoneでOLEDが拡大した理由
 ・OLEDの拡大を招く自動運転Levelの向上
 ・中国メーカー参入によるOLED供給能力拡大
 ・Interior Design Freeを実現、P-OLED車載用に採用