化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2017年2月24日(金)13:20~16:40 
       会  場:ちよだプラットフォームスクウェア 4F 401会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
       参 加 費:49,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 44,000円(税込)
             * アカデミック価格は 25,000円(税込)
            パンフレット
 
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
 

セミナー対象者

 3Dプリンタと食品に興味のある方、食品業界(素材メーカー・健康食品・嚥下食・プリント機器・中食・外食産業)の研究開発・事業開発・戦略室、消費者モニター、食の法規関連の方

セミナーで得られる知識

 ① 3Dプリンタを食品へ応用した最新の取り組みと実用例、
 ② 3Dプリンタ技術を活用した新食品開発の未来展望、
 ③ 欧米における3Dフードプリント技術の開発と市場の展望、
 ④ 国内企業や消費者がすべきこと

セミナー内容

1.3Dプリンタの食品加工への応用と新食品開発の未来
講 師 古川英光 氏 山形大学大学院理工学研究科教授 13:20~14:50
(質疑含)
講演内容  近年、食品3Dプリンタの開発が進められている。既に個人用としても販売されている熱溶解積層方式(FDM方式)の3Dプリンタを活用し食品加工への応用方法の開発に取り組んでいる事例について紹介する。さらに食品用3Dプリンタが直接食品を造形する未来を予測する。
プログラム 1. 食品3Dプリンタとは
 1.1 食品3Dプリンタの現状と将来の予想
2. 食品3D技術に関する人材育成
 2.1 データの作り方、初心者でもできる「ぶろっくめーかー」を使ったデータ作成(放送大学面接授業の事例)
 2.2 中学生を対象に行ったオリジナルゼリー作り教室(ひらめきときめきサイエンスの事例)
3. 食品3D技術に関する実用例
 3.1 米沢いただきます研究会について
 3.2 樹脂3Dプリンタを使った食品型作り
 3.3 商品化3D鯉恋ゼリー、3D米沢牛ほかほかゼリー(鯉の六十里、リーガル)
 3.4 今後の展望(3D食品を介護施設へ)
活 動 【専門分野】
 ゲルメカニクス、ゲルフォトニクス、ゲルロボティクス。3Dゲルプリンタの開発、走査型顕微光散乱 (SMILS)を活用した高分子ゲルの構造解析。3Dプリンタ教育の研究。

【所属学会[役職]】
 高分子学会[ICT・コンテンツ委員会副委員長、高分子未来塾初代塾長、高分子ゲル研究会運営委員長など

 
2.世界の食品3Dプリンティング市場の動向と業界
講 師 西出 香 氏
TNO オランダ応用科学研究機構
ビジネス・ディベロップメント・マネージャー
14:50~16:40
(質疑含)
講演内容  3Dフードプリンティング市場の動向と業界の参入。食材は単に幾何学的にプリントするだけでなく、テクスチャ、機能性、安全性、個別の嗜好と健康への配慮を同時に開発しなければならない。TNOにおける研究開発の紹介と、今後の日本における3Dフードプリントの発展課題を検討する。
プログラム 1. TNOにおける食材の開発の変遷
2. 食品科学の観点で食の3Dプリントを考える
3. 食品の構造を3Dプリントする際の課題
4. プリント手法ごとに異なる素材と原材料組成
5. 高齢者向けの医療食を3Dプリンタで
6. 個別の食事の提供に向けた3Dプリンタの展望
 講師経歴  京都大学農学部卒業。同大学院在学時に交換留学でオランダのライデン大学に在籍、欧州の大手スーパーマーケットの環境政策を比較研究。その後ワーゲニンゲン大学環境科学課程へ転入し修士号取得、また就職後英国ブラッドフォード大学のオランダ分校NIMBASGraduateSchoolofManagementで経営修士号取得。ウシオ電機の欧州本部でマーケティングに3年間従事後、Nutreco(世界有数の家畜・水産飼料会社)のオランダ本社で10年間、業界分析、事業戦略、企業買収、ビジネスインテリジェンスなど多岐プロジェクトに携わる。その後コンサルタントとして独立、ReedBusinessMediaの国際版飼料業界紙の編集者を経て、2013年よりTNOの日本代表として食品業界で研究開発プロジェクト誘致に専念。昨年度は農林水産省「知」の集積と活用の場の構築の検討会委員を務める。