化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2017年2月3日(金)13:30~16:30 
       会  場:『ちよだプラットフォームスクウェア』 503会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
       参 加 費:42,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 39,000円(税込)
             * アカデミック価格は 25,000円(税込)
            パンフレット
 
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
 

講 師

 鳶島真一 氏 / 群馬大学大学院 工学研究科 応用化学・生物化学専攻 教授

【講師経歴】
 1979年日本電信電話公社
 2001年より現職

セミナーの趣旨

 リチウムイオン電池の性能と安全性の劣化要因には化学的因子と物理的因子がある。特に化学反応に起因する劣化現象は複雑である。電池の劣化は電池材料、充放電パターン、充放電深度、環境温度等、各種電池使用条件に影響される。電池を直列する組電池では単電池が過充電になる可能性がある。本講演では安全性の劣化現象とその対策について概説する。

セミナー対象者

 電池研究開発初心者、電池ユーザーの方、新規事業企画調査部門の方

セミナーで得られる知識

 リチウム電池の安全性に関する基礎知識

プログラム

  ※ 適宜休憩が入ります。

1. リチウムイオン電池の安全性概要

2. 非安全時の電池挙動
 2.1 電池が非安全になる基本的原因
 2.2 電池の熱暴走機構

3. 電池安全性評価の基本的考え方

4.電池の性能劣化と安全性
 4.1 負極と電解液の反応
 4.2 正極と電解液の反応

5. 電池構成材料と電解液の相互作用
 5.1 電解液の電位窓
 5.2 電池電圧と電解液の安定性の関係

6. 市販電池の安全性確保策
 6.1 電池単体の安全性確保策
 6.2 電池パックの充放電制御

7. 市販リチウムイオン電池の市場トラブル例

8. 過充電による安全性劣化機構
 8.1 過充電時の電池の挙動
 8.2 過充電が起こる要因
 8.3 過充電対策

9. 電池の安全性評価方法

10. 負極表面修飾による電池の安定化
 10.1 反応型電解液添加剤
 10.2 非反応型電解液添加剤

11. 正極表面修飾による電池の安定化

12. 全固体電池による安全性の向上
 12.1 固体電解質の種類と特徴
 12.2 固体電池に期待される機能、性能

13. リチウム電池の今後の展開と安全性