化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2016年11月28日(月)13:30~16:30 
       会  場:ちよだプラットフォームスクウェア 503会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
       参 加 費:39,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 35,000円(税込)
             * アカデミック価格 25,000 円(税込)
            パンフレット

 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
 ★ 【セミナー対象者】 興味ある方ならどなたでも
 ★ 【セミナーで得られる知識】 長期的視野でのディスプレイの技術と産業の動向

講 師

 北原洋明 氏 テック・アンド・ビズ㈱代表
 
【講師経歴】
 1978~1988年:日電アネルバ(現キヤノンアネルバ)にて、主に半導体用スパッタ装置のプロセス開発に従事。顧客へのセールス活動、装置納入後のプロセス立ち上げ・プロセスサポートまでカバーする。
 1988~2000年:日本アイ・ビー・エムにて、TFT液晶パネルのプロセス開発および生産技術を担当。この間、第1世代から第3世代の液晶製造ラインの導入・立ち上げおよび次世代ラインの検討に携わる。
 2001~2002年:同社にて、高精細液晶ディスプレイのマーケティングに従事。
 2003~2006年:同社にて、液晶関連のソリューションビジネス、コンサルタント業務に携わる。
 2006年12月より、テック・アンド・ビズ㈱を立ち上げ、アジアをベースとしたFPDおよびグリーンデバイス関連の情報サービス活動、ビジネスマッチング等の活動を行っている。
【活動】
 1997年~現在:業界活動に積極的に参画。業界団体であるSEMIPCS‐FPD活動では、副委員長として液晶生産ラインのあり方、生産性向上、業界の指針となるロードマップ作成、などについての検討作業に中心的な役割を果たす。その他、JEITA委員、業界セミナーのプログラム委員などに携わる。これらの経験を基に、産業界の動向や技術トレンド等をまとめ、執筆・講演活動も行っている。
 

セミナーの趣旨

 AppleのOLED採用に向けた動きで、一気に流れが変わろうとしているディスプレイ産業はこの先2020年に向けて、更なる激動に直面する。技術的には、FlexibleOLEDからQDやμ-LEDと言った更なる先を見据えた破壊的技術が登場しつつある。産業的にも、OLED投資計画が進む日韓台中のディスプレイ産業構造のバランスが、この先起こる大きな地殻変動で更なる再編に直面することが予想される。本セミナーでは、2020年代に向けたディスプレイの技術と産業の展望を解説する。
 

プログラム

 ※ 適宜休憩が入ります。

1.イントロ:ディスプレイ産業の流れを俯瞰する
 1) 「OLEDのラッキー7」
 2) ディスプレイの両輪(2つの価値)
 3) ビジネスモデルの変曲点を超えた産業の方向
 4) NewFPDの時代-ディスプレイは無くなる!?

2.CES/SIDに見る技術と製品の最新動向
 1) 「AppleのOLED採用」が枕詞に
 2) 製品と技術が乖離したOLED
 3) 衰えていなかったLCD技術のスピード
 4) 第二フェーズに入った量子ドット(QD)
 5) どこでもディスプレイはもっと進化する
 6) 2020年を見据えた真の破壊的技術μ-LED

3.ディスプレイ製品の進化を支える技術
 1) OLEDで重要なのはフロントプレーン技術だけではない
 2) LCDでもフレキシブルを実現
 3) QDはCd問題を超えてLCDの救世主に
 4) バックプレーンTFT(a-Si,LTPS,IGZO)技術の勝ち組
 5) バックとフロントの垣根を外したLED

4.今後の製造と市場の鍵を握る中国の動向
 1)中国の巨大LCD投資がOLEDシフトを引き起こした
 2)中国の巨大OLED投資が次に引き起こす地殻変動
 3)部材~セットまでのサプライチェーンの行方
 4) 逆転のシナリオ

5.まとめ
 1) OLEDへの加速かLCDへの揺り戻しか
 2) QLEDはOLEDを超える
 3) LEDがディスプレイ進化の鍵を握っていた
 4) 2020年代のディスプレイ技術と産業