化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2016年9月6日(火)13:00~16:30 
       会  場:ちよだプラットフォームスクウェア 5F 501会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
       参 加 費:49,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 44,000円(税込)
            パンフレット

セミナーの趣旨

 有機ELは1987年誕生から30年になる。その間、次世代ディスプレイと期待を担って多数の日系企業も参入したが、栄枯盛衰を経て撤退した。唯一、韓国サムスンが孤軍奮闘してきたが、スマートフォンのパイオニアであるアップルが有機ELを搭載すると言い出し有機ELが再び注目されることになった。有機ELは,従来は高画質な点を訴求し“ポスト液晶”技術として挑戦したが、実ることは無かった。一言で言えば、有機ELのKiller Applicationが見つけられなかったと言える。
 本セミナーでは、有機ELの基礎技術、特徴、これまでの技術開発の経緯と残された課題、ディスプレイ、照明への応用動向、現状の生産プロセスと課題など、韓国や台湾、中国などのアジアの有機ELの全般動向を網羅的にわかりやすく解説する。また、各用途別の分野の課題を分析し有機EL市場の動向を斬ることで、今後の業界動向を分析する。
 

プログラム

1.有機ELディスプレイがマーケットに与える影響
講   師 服部 寿 氏 分析工房株式会社 照明・ディスプレイ事業部
       シニアパートナー PhD
13:00~14:40
(質疑含)
プログラム 1.フレキシブルディスプレイパネルのアプリケーション、市場規模予測、投資
 1.1 有機ELディスプレイ全体動向
 1.2 アップルの iphone8 で有機ELが採用される影響
 1.3 自動車向けのアプリケーション
2.韓国産業界の動向、開発戦略、開発課題
 2.1 韓国メーカー製品のアプリケーションと仕様
 2.2 韓国メーカーのプロセスと材料・製造装置
3.中国産業界の市場動向、開発戦略
 3.1 中国メーカー製品のアプリケーションと仕様
 3.2 中国での開発機関・メーカーのプロセスと材料
4.台湾産業界の動向、開発戦略
5.今後の方向性と技術課題
 
2.有機ELは液晶を今度こそ本当に代替するのか? 各応用分野の近況を斬る。
講   師 増田 淳三 氏 Insight Resources Display 代表 14:50~16:30
(質疑含)
プログラム  1.スマートフォン分野(アップルがスマートフォンを発売以来、ディスプレイは液晶陣営の筆頭で有った。アップルが何故有機ELディスプレイだと言い出したのか、その理由を推測し、有機ELと液晶ディスプレイベンチマークにより、有機ELの今後の動向を斬る)
 2.テレビ分野(テレビ市場は液晶ディスプレイが君臨している。2007年ソニーが有機ELテレビを発売したがその後撤退した。そして今、大型の有機ELテレビで液晶への再挑戦がされている。世界のテレビ市場は価格優先で拡大してきたが有機ELがどう戦うのか動向を探る)
 3.その他の分野(自動車用、医療診断モニター、放送局やプロ用モニターの分野で、有機ELの特長を生かした搭載が進む。有機ELの何が特長で液晶を凌駕しているのか分析する)
 4.ディスプレイメーカーの動向(有機ELディスプレイの製造挑戦メーカーは先行する韓国を日本勢が追従する。しかし中国の有機ELへの投資が進むことも無視できない。各メーカーの動向を探る)
 5.量産への課題(有機ELディスプレイの最初の製品は1997年であり既に20年目を迎えるが、その間、量産時の課題が色々と克服され蓄積されてきた。スマートフォン用有機ELディスプレイ量産時の技術課題を推測、分析する)
※ プログラム充実のため内容が変更になることもございます。