化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2015年8月19日(水)10:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第2会議室 → 会場へのアクセス
       参 加 費:49,980円(税込) ※ 昼食・資料付
       定  員:30名
 

受講対象・レベル

 1.リチウム二次電池(LIB)の材料開発や評価法の開発に関わる研究技術者、
 2.リチウム二次電池に関する研究プロジェクト企画者やマネージャー、
 3.電池メーカー、自動車メーカー、メンテランスメーカーなどでLIBと関わる技術者

習得できる知識

 リチウムイオン二次電池の仕組み、充放電特性の見方、インピーダンス法から得られるスペクトルの意味、電池状態把握の診断用としての有用性など。

セミナーの趣旨

 モバイル機器用途から、定置型蓄電、車などの大型用途まで、リチウム二次電池の市場はさらに広がりを見せています。そのために、リチウム二次電池の状態把握、安全性の確保がとても重要な開発課題になっています。
 そこでこの度、新規参入企業や新たに研究を始められた初学者にも分かりやすいように、リチウムイオン二次電池の特性評価法、特に充放電曲線の解析、インピーダンス特性・評価について基礎からじっくりと解説します。最新の開発測定法も紹介し、周辺の研究課題を明らかにします。 最初に、リチウム二次電池を理解する上で、少なくとも必要である基礎概念の解説を行います。次に、特性評価のために汎用されている充電放電曲線、サイクリックボルタモグラムの直流法と比較しながら、交流インピーダンス法の解説とその応答スペクトルの解説も行います。講義終了後には、受講者の講演内容に関するご質問に可能な範囲で回答いたします。

講 師

エンネット㈱ 代表取締役社長・工学博士 小山 昇
<専門>電気化学、エネルギー電子化学
<略歴>東京農工大学大学院工学研究院 元教授(平成24年3月、定年退職)
<最近の主要出版物; 論文、本、および解説>
1) 論文:” Evaluation of Thermodynamic and Kinetic Parameters from Voltammetric Responses for Molecular-Solid Li(Li1/3Ti5/3)O4 Particles Confined on Electrode “, J. Electrochem. Soc., 160, A3206-A3212 (2013).
2) 論文:”MEM Charge Density Study of Olivine LiMPO4 and MPO4 (M = Mn, Fe) as Cathode Materials for Lithium-Ion Batteries”, J. Phys. Chem. C, 117, 2608-2615 (2013).
3)本:”レアメタルフリー二次電池の最新技術動向”の第2章第1節.イオウ系正極の開発状況,シーエムシー出版, pp53-80 (2013).
4)解説:リチウム二次電池の市場動向および開発動向、WEB Journal, 156, 2, 11-15、(2015).

プログラム

1.電池反応の基礎
  1.1 反応の基礎概念 
   a. 酸化還元電位、ネルンストの式、電気二重層、出力電位、
   b. ガスー格子モデル
   c. 電極反応とは、過電圧、分極
  1.2 電極反応速度
  1.3 リチウムイオンの拡散過程

2.直流各種評価法
   a. 充放電曲線(エネルギー密度、レート特性)
   b. サイクリックボルタンメトリー
   c. パルス法

3. 交流インピーダンス評価法
  3.1 測定法
   a. FRIと高速フリーリエ変換法(FFT)の特徴
   b. 評価モデル等価回路
   c. 活物質球状粒子表面上膜(SEI)界面と等価回路
   d. 固体粒子/電解液界面での各種パラメータ
   e. 最近の報告例のいくつか
  3.2 求められたインピーダンススペクトル(EIS)
   a. EISの温度、およびSOC依存性
   b. 3D表示化
   c.劣化診断および寿命診断の可能性

4.おわりに